皇暦2017年。
ゼロが起こした大規模なブリタニアへの反抗作戦『ブラックリベリオン』以降、世界各地では対ブリタニアを掲げたテロが頻発したが、神聖ブリタニア帝国は圧倒的な軍事力をもってそれらを制圧していった。
中華連邦で起きた大規模な戦闘『紅巾党の乱』もその一つ。
和平交渉のために中華連邦に訪れた第2皇子シュナイゼル・エル・ブリタニアの命を狙って起こされた朱禁城への進攻は、シュナイゼルの護衛を担っていた英雄皇女マリーベル・メル・ブリタニアの率いるグリンダ騎士団によって阻まれた。
この戦いは、同じ顔と同じ『OZ』の名前を持つ男女の戦いでもあったが、それは広くは知られていない。二人のオズは双子の兄妹でありながら、それぞれの立場と、譲れない想い故にぶつかり、命を賭けて戦った。それを望まない二人のオズを知るトト・トンプソンは、自らの命を顧みず二人に忘却のギアスをかける。
結果、ブリタニアでも名を馳せる「ピースマークのオズ」ことオルフェスは、体テロリスト遊撃部隊グリンダ騎士団を率いるマリーベル・メル・ブリタニアに,グリンダ騎士団の筆頭騎士だったオルドリンは、ピースマークのウィザードに保護された。 それから6ヶ月。
世界は再び大きく動き始めようとしていた。
スタッフ
企 画: サンライズ
構 成: 森田 繁
キャラクターデザイン: 木村 貴宏
ナイトメアデザイン: 中田 栄治、アストレイズほか
メカデザイン: 寺岡 賢司
色彩設計: 岩沢 れい子
企画協力: 谷口 悟朗、大河内 一楼
協 力: バンダイ コレクターズ事業部
ホビージャパン 月刊ホビージャパン編集部
角川書店
ライアーが乗る専用の白いヴィンセント。ブリタニア軍ナイトメア開発機関キャメロットに再編された特別派遣嚮導技術部が中心に進める「ランスロット量産計画」で作られた初期量産機試作型ヴィンセントのひとつをライアー用にカスタマイズしたもの。ライアーの希望が反映されており、すべての武装が機体に内蔵されて常に両手が使える状態にされている。ブリタニア軍の兵器運用思想とは反し、単機での戦闘に特化した機体コンセプトを持つ。
ランスロット強化プランで開発が進められているハドロン・ブラスターなどの新兵装が実験的に搭載されている他、グレイルで採用されているシュロッター鋼を用いた独自の武装も装備された。反ブリタニア勢力からは「白マスク」と揶揄され、恐れられている。
ヴィンセント・グラム
VINCENT GRAM
形式番号 RZX-7Z-01C
全 高 4.43m
全備重量 7.22t
武 装 MVS×2
ブレイズ・ルミナス発生器
シュロッター鋼ブレード(ブレイズ・ルミナス発生器から展開する超硬合金の実体刃)
ルミナス・コーン
ハドロン・ブラスター
ウルブストゥース
スラッシュハーケン×2
シュナイゼル暗殺に端を発した『紅巾党の乱』は、マリーベルの指揮するグリンダ騎士団の活躍によって、収束へと向かった。
それから数ヶ月、舞台をスペインへと移し、新たな物語が始まろうとしていた。
『紅巾党の乱』から数ヶ月、神聖ブリタニア帝国に占領されたスペインは、エリア24とされ、第88皇女マリーベル・メル・ブリタニアによって統治されていた。その傍らにはオルドリンなき今、仮面の騎士ライアーの姿があった。
HJ側の主人公。 行方不明になったオルドリンに成り変ってマリーベルに仕える仮面の騎士。記憶を失っているが、生身、ナイトメア問わず高い戦闘能力を持つ。その正体は、マリーベルに拾われたオルフェウス・ジヴォン。トトのギアスによって嚮団に売られる前までの記憶を失っており、親身になってくれるマリーベルに対し、姉のような親愛の情を寄せている。
顔がオルドリンと瓜二つであるため、マリーベルと二人きりである時以外は、常にマスクを被り素姓を隠している。オルフェウスの時ほどの荒々しさはなく、特にマリーベルに対しては時に甘えたような素振りも見せる。
第88皇位継承者にして、対テロリスト機関『大グリンダ騎士団』の総団長。そして、シュナイゼルを守って紅巾党の乱を治めた功績を認められ、エリア24(旧スペイン)の総督となった。
穏やかな物腰ではあるが、テロに対しては冷酷で冷徹。武力によって反乱を制圧するため、軍備強化を第一としている。依然としてシュナイゼルから関心を寄せられており、キャメロットで開発される強力な試作機や実験機をグリンダ騎士団で運用する。 愛らしい外見と振舞いであるため他者から好意を寄せられるが、心の拠り所はライアー(=オルフェウス)のみで、レオンハルトら騎士団メンバーにも心は開いていない。
『大グリンダ騎士団』に所属する騎士の一人にして『グリンダ天空騎士団』の団長。
普段は温和で紳士的だが、いざ戦闘になると勇猛で高い戦闘力を持つ。ただ、女性には奥手の『へタレ』。
大グリンダ騎士団に所属してはいるものの、オルドリンを失って以降のマリーベルの軍拡思考と突如現れた仮面の男ライアーに疑問を持っている。
『大グリンダ騎士団』に所属する騎士の一人にして『グリンダ重装騎士団』の団長。
拠点防衛能力に秀でており仲間思いだが、相手の気持ちまでは考えられない『無神経』で、好意がおせっかいになってしまうのは相変わらず。
NTA側の主人公。通称OZ。
エリア24、マドリード租界にある全寮制のペンデルトン学園に通う高校生。
オルドリンを戦いから遠ざけようとするオイアグロは、トトのギアスによって叔父に家を追われて以降の記憶を失った後のオルドリンを、ジヴォン家の影響力のあるペンデルトン学園に入学させた。オルドリンは、正体を隠して自分を援助し続けてくれるオイアグロを『白羽根帽子のおじさま』と呼んで慕う。
「ピースマーク」からの依頼をテロリストに伝える仲介人だが、この6ヶ月は「私の無茶を聞いてくれるのはオズだけ」とうそぶきつつ、オルフェウスを探して世界を転々としていた。
マリーベルがエリア24の総督になってから、エリア24を重点的に調査していたところ、偶然にも記憶を失ったオルドリンに出会い、『マドリードの星』に協力することになる。
搭乗ナイトメア:月下紫電
「ピースマーク」と関係を持つテロリスト。中国人。
相棒であるオルフェウスの行方を追って世界を転々としている。
「ピースマーク」と関係を持つ、技術屋兼商人。インド人。
個人的にオルフェウスに魅力を感じており、彼がいつ帰ってきても良いように、白炎を修理、整備している。
正体は、2人をオズの叔父であるオイアグロ・ジヴォン。記憶を失ったオルドリンを自分の目が届くペンデルトン学園に入れ、日々オルフェウスを探している。また、同時に紅巾党の乱で目にしたコード保持者(V.V.)やギアスという超能力の謎も調査している。
高度な戦略と情報分析能力を持つが、思ったことがそのまま口に出てしまう『考えなし』。明朗活発で裏表の無い性格で、欲望に忠実。
オルドリンが行方不明になってトトを失った後、マリーベルの考え方に共感が持てず、軍自体を辞めてしまった。軍を辞めた後は、元チームメンバーのサンドラたちの協力を得ながらオルドリンの行方を追っている。
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本帖最后由 gordol 于 2014-8-25 09:42 编辑 ]