今回は頭部と、腕の40ミリ4連装ボッブミサイル・ランチャーの組み立てです。
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最近のガンプラには発光ユニットを備えたものが多いですが、MGガンタンクにもLED(発光ダイオード)発光ユニットが付属しています。
発光ユニットには、ボタン型電池「LR41」を2個使用します。
MGガンダムエクシア・イグニッションモードに付属するものと同様のユニットのようです。
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電池の向きを間違えないようにしてユニットに入れ、蓋をビスで固定し、スイッチを入れてLEDが点灯するかどうかをチェックします。
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首の基部パーツに発光ユニットを取り付け、胸部に首の基部パーツをはめ込みます。
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頭部を構成するパーツ群です。砲手席(物語後半では操縦席も兼ねる)に座る姿勢のハヤト・コバヤシのフィギュアは、コア・ファイター搭乗姿勢のリュウ・ホセイを塗った時に、ついでに塗っておきました。
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頭部内部に取り付ける透明パーツには、矢印の位置に計器パネルを表現するためのシールを貼っておきます。
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この透明パーツは、首に内蔵された発光ユニットの光を計器パネルまで導くためのものです。右の写真で光の通り道を黄色い線で示してみましたが、かえって分かりにくくなってしまったかも…(汗)。
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砲手席にハヤトを座らせた状態です。
キャノピー(風防)は無色透明です。雑誌などで紹介されたテストショットでは薄い水色のキャノピーになっていましたが、製品版ではどちらになるか不明です。
ガラスの大きなキャノピーなので、筆者は子どもの頃から防御面での不安を感じていたのですが、MGキットではキャノピーの内側に頑丈そうな防護ケージが設けられています。これならハヤトも安心でしょう♪
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写真左:頭部の底面にもちゃんとモールドが入っています。首の取り付け部分の真ん中に開いている丸穴に、発光ユニットのLEDが入ります。
写真右:発光ユニットの光により、計器パネルはこのような感じに光ります。
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MGガンタンクには目のような部分があり、発光します。センサーなのかライトなのかは分かりませんが、穏やかな表情がガンタンクのキャラクターに合っていると思います。
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発光ユニットのスイッチON/OFF時や、電池を交換する時には、写真のように発光ユニットごと頭部を取り外してから行います。
胸部に頭部を取り付けた状態です。
ここからは前腕部の武装「40ミリ4連装ボッブミサイル・ランチャー」の組み立てです。
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ボッブミサイル・ランチャーを構成するパーツ群です。写真は片側分で、パーツは全て左右共通です。
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砲身部分を組み立てている途中です。説明書の図をよく見て、パーツの向きを間違えないようにする必要があります。向きを間違えると、作動不良を起こしてしまいますので…(筆者は説明書をあまり見ていなかったため、途中まで間違えていました:汗)。
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このボッブミサイル・ランチャーには、4本の砲身が交互に伸縮する連動可動機構が設けられています。オープニングフィルムなどで有名な砲撃シーンのイメージをプラモデルで再現するための仕掛けなのですが、実に良く考えられています。
右側のパーツは前腕の外装パーツなのですが、黄緑色に塗った部分が
カムになっています。カムは運動の方向を変えるためのものですが、このカムは回転運動を往復運動に変える役割を果たします。前腕の外装を回転させると、このカムが砲身の後ろ側(ピンク色の丸で囲った部分)を押し出すことによって、砲身が突き出します。
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図を描いてみました。赤い波状の部分は、カムによって回転運動から往復運動に変えられた動きを示したものですが、かえって分かりにくくなってしまいましたね…(汗)。
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写真左:前腕部分を回すと、砲身が2本ずつ交互に伸縮します。「
メリーゴーラウンドの小型版」といった感じの動きで、楽しいです。
写真右:4本の砲身の長さをそろえた状態にもできますよ。
次回は腕の組み立ての続きと、両肩の120ミリ低反動キャノン砲の組み立てをお送りする予定です。
*前回の記事の最後で書いた疑問点、「履帯の裏側にある謎の刻印」について、
ihsotihさんから「パーツ不良や、金型の劣化が発生した場合、その箇所を特定するために個別にマーキングしているのでは無いでしょうか」というコメントをいただきました。筆者はモニターの前で、思わず「おお! なるほど!!」と大きな声を出してしまいました。おそらく、これが正解なのではと思います。ありがとうございます!
*現在、
さんだゆうさんもサンプルを制作されています。装甲を取り付けない状態での全身像も見られますので、ぜひ見に行ってくださいね!