标题: 10月富野G-reco(167L1话前10分钟,226&227L新料,233L先行版剧透)
ガスト



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发表于 2014-8-18 12:32  资料  短消息  加为好友 
百年の想像力、千年の想像力(小原篤のアニマゲ丼)
http://digital.asahi.com/article ... ASG8H4F8HG8HUCVL00C

 富野由悠季さんは若い。

 いえ別に、ピンクの水玉シャツを着こなしているから若いというわけでなく(それもありますが)、新作「ガンダム Gのレコンギスタ」を見て、そしてお話を聞いてつくづくそう思った次第です。10月から半年間の予定で始まるテレビ放送に先駆け、1~3話をつないだ劇場用「特別先行版」が8月23日から公開されます。制作するサンライズ第1スタジオで見せていただいたのはテレビ版1話に当たる部分。富野さんいわく「明るく楽しくビビッドに」。1979年から続くシリーズの生みの親が、新たなガンダムワールドの幕を開けます。

 巻頭、大気圏ギリギリあたりの高度に「謎のモビルスーツ」として主役メカ「G-セルフ」が登場。逃げるG-セルフを二つの勢力のモビルスーツ(MS)が奪い合うアクションシーンからスタートします。二つの勢力はそれぞれ、G-セルフの機体と、脱出した女性パイロット(ラライヤ)を手に入れ、そこでタイトルが入ります。

 この世界には宇宙と地上を結ぶ軌道エレベーター「キャピタル・タワー」があり、それを通じて人類は宇宙からエネルギーを得ていること、主人公の少年ベルリはそれを守るキャピタル・ガード養成学校の候補生であること、人類に恵みをもたらす「天」は神聖視され、それにまつわるタブーが存在すること、などなどが教官との会話や教会の説教からうかがえます。本作の流儀は、設定や世界観をズバリと真正面から説明しないので描写や会話のディテールから想像してつかみとってくれよ、というもののようです。

 ベルリら候補生がエレベーターを上って宇宙空間でMSを操る初めての訓練実習に出たところ、宇宙海賊の操るG-セルフが襲来。ベルリらの活躍で捕らえてみれば、乗っていたのは美しく気高き少女アイーダ。そして、乗る人を選ぶらしいG-セルフの機体がベルリに特別な反応を見せ、主役メカに乗り込んだ主人公が宇宙へ飛び出すところまでを描いて1話が終了とあいなります。

 ベルリ君は前向きで健やかな主人公ですね。飛び級するほど優秀だけど鼻にかけず、エリートだけど屈折もせず。「さあ、行くぞ」という時ペロッと舌を出すしぐさが何度か出てきて、未知の冒険を楽しもう!という彼の姿勢が伝わってきます。戦闘用というより作業用っぽいMSを操り、重機のようなアームや、ビームライフル代わりの溶接機で戦うところが見せ場です。

 そして全編(1話だけですけど)通じて印象的なのは、軽快なテンポとポップな色彩。女性キャラがたくさん出てきて、画面に華やかなにぎわいをもたらします。G-セルフに乗ってやってきた謎の少女ラライヤは白い髪に褐色の肌で不思議ちゃん系? ベルリを好きなチアリーダーのノレドはピンクの髪のかわいい系、アイーダはオレンジ色の髪のお嬢さま(もしかしてお姫さま)系でしょうか。アイーダがヘルメットを脱いで素顔と長い髪を誇らしげに見せるシーンのとっても凝った作りと来たら!(シャンプーのCMを連想しました)

 そうそう、チアリーダーですよ! ベルリらの乗るエレベーター(正しくは軌道エレベーターを行き来する乗り物クラウン)には候補生を応援するセントフラワー学園のチアリーダーたちが同乗していて、装備点検の最中にワイワイ入ってきてポンポンふって美脚を上げて声援を送ってくれます。一気に部活ノリへ突入です。学園ものか? しかも目的はおムコさん探し! 萌(も)えか? ハーレムか?

 そのことを富野さんに話したら「あのチアリーダーの中に1人、男の娘(おとこのこ)がいます」と衝撃発言。富野さん若い! これを若いと言わずして何としましょう。さすが「ターンAガンダム」で主人公ロランを女装させ、あまりの可愛さに我々を仰天させた方です。あれは1999年のこと。時代に先駆けていたんですねえ。

 さあ、お待たせしました。総監督・富野由悠季さんのお話をじっくりうかがいましょう。まずは本作で、自ら全話の脚本を書いたというところから。たくさんのTVシリーズを手がけていますが初めてのことです。

 「年寄りだから書く時間がたっぷりあった。手伝ってくれる人がいないし、手伝わせる気もなかった。いい書き手がいないんです。アニメがあきれるほどたくさん作られているはずなのに、人が育ってないなと、久しぶりに現場に戻って痛感した。絵コンテをかかせても、例えばメカの戦闘が好きな人ならそういう場面はそれなりのものになっているが、メカの戦闘とキャラクターのドラマをきちっとつなごうという演出感覚がない。アニメーターにしても、メカかキャラクターかどっちかの専門家になってしまって、両方を描けて整合性をとれる人がいない。苦労しています」

 「全体の雰囲気は、おもちゃ箱をのぞいたような感じで、ポップに、軽く、カラフルに、というのはすごく意識した。10歳から15歳のごく普通の子に見てほしいから。吉田健一君にキャラクターのデザインを頼んだのは、彼の線の持っている明るさがいいと思ったから。女性キャラクターの髪にしても、モビルスーツにしても、色づかいに関しては吉田君と(ガンダム以外のMSを主に担当したメカデザインの)形部一平君のセンスに任せたところがある」

 それにしても「男の娘」ですか!

 「アニメ・コミック慣れしている人たちのセクシュアリティーに対する感度、感覚を、全否定する。言い換えれば全肯定する。ただ、バイセクシュアルとかそういうことを含めて、特別なことみたいには描かない。ごく普通に、さらっとやる。一切、作品の中で説明や解説めいたことはしない」

 「説明や解説はしない、というのは物語全体にわたっていて、あの世界の成り立ちとか制度とか宗教とか衣食住、セックス観や死生観などについて、山ほど説明できるけど僕が生きてる間は説明する気はない。差別にまつわる『クンタラ』という造語が出てきてノレドが『クンタラめ!』と足蹴にされるけれど、それはなんなのか。『クンタラ』のような言葉がなぜ生まれるのか。すべてキャラクターたちの行動や言葉から感じ取って考えてほしい。作品を見た子が10年、15年成長して、人生の中で何かの瞬間を迎えた時『Gレコで言っていたのはこれか!』と分かってもらえたらそれでいい。そういうタネはいろいろまいてあるし、うまくハマっていると思う。今度、東宝さんが3話までを劇場にかけてくれるけど、そのまま3話で打ち切りになってしまってもいいというくらい、射程の長い、広がりのある世界を描くことができている、という手応えはある」

 「年寄りの役割というのがあるとすれば、それは懐古なんかじゃなくて、子供たちにタネをまくこと。ルックスは巨大ロボットもので、エンターテインメントとして楽しんでもらいつつ、そうしたタネをまいておきたい。教育とは何かというと、学識を注ぎ込むことではなく、目標を掲げるということを教えればいい。志を掲げてみせること。あとは子供たちが個々にそれぞれの目標を見つけて研鑽(けんさん)を積めばいい。年寄りが一番元気になれるのは、子供との接点を持つこと。だから劇場には『ガンダム世代』が来ては困るのね。子供たちに来てほしいから。今は何より、子供たちから『面白い』という声が聞きたい」

 「タネといえば、G-セルフのツノの角度もタネです。(デザインを担当した)安田朗君があの角度を見つけてきたので、こっちとしては『しめたもんだ』と」 

 G-セルフは「トリコロールに2本のツノ」という歴代ガンダムに共通する外見的条件を満たしてますが、このツノが、頭部のこめかみあたりの位置から斜め前方へ伸びてちょっと左右に広がっている、といういわく言い難い微妙な角度ですよね。

 「アニメーター泣かせなんてもんじゃない、ホントに困ってますよ。ターンAのヒゲの方がまだ良かった。G-セルフのあれはカッコいいのか悪いのか、話のタネになり、考えるタネになる。ガンダムの系譜に乗ってたらあれは出てこない。35年間だれも思いつかなかった角度。これを見せられたら採用するしかない。『新しい芽がある』とは言いませんよ。でも、ものの考え方ってこういうことだよ、こういう発想があるんだよと思わせる」

 時代設定は、一度滅びかけた人類が再生しようとしている「リギルド・センチュリー」。第1作「機動戦士ガンダム」からシリーズ数作が展開された「宇宙世紀」が終わって、千年か2千年後だそうですね。

 「僕の夢は、2千年、3千年先も人類が生き延びること。それには今みたいな物質文明や経済成長を追い求める道を捨てないといけない。こういうことを訴えても国会議員にはなれないけれど、こういうことを訴えるにはアニメはいい媒体だと思う。千年単位で文明を考えてみたら、突き抜けた感じがして気分が楽になった。例えばこれが、宇宙世紀が終わって四、五百年後だったらと想像すると、まだ抵抗勢力として『クンタラ』が力を持っていて血みどろになって戦う、といった話になる。つまり『進撃の巨人』みたいになりますよ。あのマンガは論理的にはよく分かるし、絶望しかないこれからの百年を考えたら、あれがリアル。だから若い読者の共感を得ている。百年の想像力ではあれがリアルだとしても、僕はやりたくない。千年の想像力でもっと先へ飛んでいきたい」

 ちなみに、日本の企画会社「オオカゼノオコルサマ」とハリウッドのスタジオ「レガシー・エフェクツ」と組んで作ることになっている映画の方は?

 「全然進んでません。シナリオのラフを2月に書き上げたのに、それをお話にまとめて、と頼んでもできる人がいない。それなりに書ける人を探すと、それぞれ自分の書きたいものを持っているしね。あまりに進まないからこのあいだ怒鳴り散らした。じいちゃんそろそろ脳溢血(いっけつ)で死んじゃうよ!って。誰かいいライターいないのかな?」

 まずは「Gレコ」の23日の公開を楽しみにしています。

 「ロードムービーで、ロボット戦闘ものの体裁を維持しつつ、楽しく明るくビビッドに、というアニメーションにはなっていると思います。問題は、最後まで作りおおせることができるかということ。とにかく作業量が膨大で!」



安田朗推上发的他拍的吉田健一的原画










[ 本帖最后由 ガスト 于 2014-8-18 12:42 编辑 ]

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hanliang



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发表于 2014-8-18 13:33  资料  短消息  加为好友 
还是喜欢棱角分明一些的机设,这个也不错,可以省钱

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Z鱼雷鲨

101空降师


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发表于 2014-8-18 21:28  资料  短消息  加为好友 
富野你究竟搞出了什么惊天动地的设定啊,说新世界的人三观和现在区别巨大,而且不是说好不提食用人种的么?





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gordol



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livqianlove




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发表于 2014-8-19 09:47  资料  短消息  加为好友 
自从V、胡子开始,一直到完蛋人,人设是一次比一次圆润,塑料质感突出 。G也是继续发扬吧

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Z鱼雷鲨

101空降师


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发表于 2014-8-19 11:32  资料  短消息  加为好友 
富野的表情就像是“果然只有我能想出这个死法”





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gordol



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发表于 2014-8-19 13:41  资料  短消息  加为好友 
CUT14年9月号 富野由悠季インタビュー

いつもの様にメモ。

    (G-レコ制作を決意した理由は)死ぬまでもう少し時間がありそうだと、それだけ。フェイドアウトしていくのはイヤだったんですよ。もう一つには、ユニコーンまでのガンダムの流れを見ていて、このままでは完全に失速していくだろうなと。(ユニコーンまでの)流れを見ていると、やっぱり、やっているようでやっていないんだよね。アニメを作る目線が欠落している。それは僕としても黙って見て済ませるものではないだろうなと思ったんですよ。
    ハリーポッターですらシリーズの括りから脱する作品なんて作れるわけがない、って思っている人たちが多いんです。
    どうやら脱ガンダムはできそうだなってこと。数年前に思ったことは間違いじゃなかったなと。もちろん、完結ということはあり得ないし、イントロダクションで終わってしまうんだけども、次の世代に向けての種をまく、モチベーションを与えることはできたんじゃないかなと思っています。
    2回ほど方向転換して、ようやく今回のG-レコの原型にたどりつくことができた。
    (ガンダムの中でも地球と宇宙が地続きの感覚が強いのですが)その感覚はとても意外です。予定してたことではなかったから。
    (RCを設定するにあたって現在から)時間をとばしたときに、今までのSFで描かれてきたことは絶対にやらないと決めたんです。これまでのSFでは、千年、二千年先の人類はもっと発達した環境で生きているものとして描かれているんですけど、G-レコでは、そんなことはありえない。
    エネルギーを作る、熱を操るということは、必ず温暖化に結び付く。だから生き延びた人々はもうそういう行いや技術は封印し、ただひたすらちまちまと静かに暮らす。
    (子供たちに見てもらいたいので)ポジティブなところだけをつまみ食いした、っていうところですね。
    (キャピタルタワーとバッテリー配給システムの)設定を使えば、ネット社会の構造を叩けるし(笑)。ほんとネットゲームなんて非生産的だし、文化論もクソもないじゃないか、ってことにそろそろ気付けっていうね。
    今回、物語の中で携帯も使っているんですけど、ここで使われてる携帯は電話機能しか使えません。他の性能は一切ないんです。(スマホは)ごく一部の特権階級だけ(笑)。キャピタルタワーを運営している一部の階級にはその技術はあるかもしれない。
    (天体観測のタブーは)天体観測をすることで、宇宙の果てが見えるみたいなことを言っている天文学者の話を聞いて、それでお腹が膨れますか?っていう話。ひょっとしたら無駄な労力かもしれないでしょ。
    (「G」は)最初はGravity、Groundのつもりだった。結局そういうのは全部はずして元気のG、ということになりました。
    (G-レコでの問題提議を踏まえた続編に関わることは)一切しません。できないでしょうね。(では最後のガンダムだと)おそらくそうですね。そして僕にとって最後のガンダムであって恥ずかしくない作品だと言える。幸せだと思っています。

全4P。デジタルビートと同日か、服装が同じ。
■エンタミクス14年9月号 富野由悠季インタビュー 13:48 エンタミクス14年9月号 富野由悠季インタビューを含むブックマーク エンタミクス14年9月号 富野由悠季インタビューのブックマークコメントAdd Star

    劇中では問題について台詞などで一切明言はせず、物語の構造に組み込むことで、直感的に感じられるようにしています。頭の固い大人たちには絶対に見抜けないと思います。
    AKB48やらももいろクローバーZと同じレベルの楽しさとシンクロするような作り方を意識する。(その上で巨大ロボットものの縛りの)枷を打開するような作品こそ本来は僕以降の世代に作って欲しいのですが、今のところそのリアクションはまったくありません。
    ガンダムの欠点として、「冒険」はもちろん、「元気」や「熱血」といった言葉が作品に貼り付けられない。それはアニメとして、良いことだとは言えません。つまりアニメが本来持つ「芸能」というものを享受されていない。でもこの言い方は、実は後付けの嘘です(笑)。本当は3ヶ月前の忙しい最中に、制作からキャッチフレーズが必要だと急に言われて。僕も忙しいものだから「うるせぇ!」と言った勢いで「だから! Gってのは元気のGなんだよ!」という口にしたのがきっかけ。そう言った瞬間に自分自身が洗脳された……というより浄化されました。言った瞬間から絵コンテを描き、演出する作業にみるみる弾みがつき始めたんです。これこそが本当の意味での脱ガンダムなんだという実感に至りました。

インタビュー以外では、G-セルフ解説にバックパックとは別にコアファイター換

装システム、アルケインはG-セルフのバックパックの中には互換性を持つタイプもある。

    ベルリとアイーダの過去は深刻には描いてません。
    (MSデザインについて)僕としても「やってくれたな!」と思いました。カットシーなどは最初見た時は嫌いだったのに実際に動かしてみると、こんなに面白いMSはないと、正直感心しました。

全3P。御禿の服装はダムAシャツ。
■DVD&ブルーレイでーた14年9月号 富野由悠季「G-レコ」を語る! 13:48 DVD&ブルーレイでーた14年9月号 富野由悠季「G-レコ」を語る!を含むブックマーク DVD&ブルーレイでーた14年9月号 富野由悠季「G-レコ」を語る!のブックマークコメントAdd Star

    (手応えについて)この原作と構成を思いついた奴は偉いな、というくらい正直に言って自分でも驚いています。全て最初から考えていたなんて、とても言えません。それくらい、作品としてはみ出している魅力を感じています。
    (発表媒体について)メディアが何であるかに関してのこだわりはありません。
    (映画論について)あまり作り手のメッセージを強く押し出したものはつくるべきではないというのが僕の考えで、そういう意味ではG-レコでも作品の中でも何かを声高に訴えようとはしていません。
    映画というのはエンターテイメントであると同時に歴史的な資料にもなるということなんです。プログラムピクチャーにも資料性の高いものがたくさんあります。また作り手の立場で見た場合、当時のスタッフがやっつけ仕事をシテイルカ一生懸命に作ったか、それともまあまあのところまでか、少なくとも3段階の区別がつくようにもなりました。映画というのはタイムカプセルのようなものです。それはファーストガンダムも同じです。
    自分がつくりたいものをつくる、という個的なやり方は、実はアニメには似合わないのではないか。
    (数十年後の検証の種をまく)ということもアニメ制作なんだよ、ということをわかってほしいのです。ただ残念なことに現状のスタジオを見ていると、G-レコの現場だけではないと最近は思うようになりましたが、このような考えでアニメや映画を作っているひとはあまりいません。動画が当たり前に見られる時代になってしまったので、動画をつくることの深刻さがわかっていない人が多すぎるような気がします。だから簡単にネットにアップしてしまうようなことができるんです。動画というのはそんなお手軽なものではないということを、言ってしまえば「見せつけてやりたい」という意地はあります。
    僕はブランドというのが大嫌いなんです。新しく車を買い換えるたびに、エンブレムを削ってくれるようにお願いするんだけど、どこも必ず断られる。
    過去のガンダムに関係した人に頼むと、それこそユニコーンガンダム以上のものは生まれないと思いました。そこで主役機以外を形部さんにお願いしたのです。1年かけて全26話に登場するMSのデザインをしてくれました。しかし安田さんと形部さんだけでは両極だけで中が抜けてしまう。そこで二人の橋渡しとして、山根さんに加わってもらって、バックグラウンドを支える形でG-セルフと形部MSをつなぐことをしてもらいました。そのために、山根さんが過去にエガイタ未使用デザインのいくつかを採用するといったこともしています。形部さんのデザインに関しては、細かな注文はほとんどだしていません。ほぼ丸のみする形で受け入れたのは、それだけの才能があるからです。向こうから勝手に出てきたシルエット、というよりルックスですね。その若い感覚に賭けました。彼の書いた人物画を見た時に、これならメカも描けると直感しました。形部さんという人材にたどり着くまでに3~4年かかりました。
    (第2話に過去シリーズMSが登場するのはG-セルフとの対比?)そういうふうに受け取っていただいて構わないのですが、ちょっと違います。「まだまだこういう手があるんだ、お前ら気付けよ」という、過去のスタッフに対するちょっとした嫌がらせです。
    シド・ミードさんに関しては、お願いしたのは失敗だったという認識が僕にはあります。どこがミスだったかと考えると答えは簡単で、自分の好きなものでつくってしまったからです。元々彼のデザインが好きだったから、無条件に受け入れてしまった。ところが、途中から何かおかしいと気づいた時には軌道修正できる段階ではなくて、そのまま最後まで行ってしまった。G-レコでは反対のことが起きています。形部さんの考えていることは分かるけど、「実際に使うのは嫌だよね」と最初はおもいました。例えばカットシーの羽根が付いたMSなんて使いにくくて嫌だなぁ、描くのが面倒臭いなぁと思いながら、子供たちに見てもらいたいからと我慢して絵コンテを切っていったら第3話で化けました。羽根があるからいくらでも飛ばせるし、空中戦ができるということがわかった時にバーンと目の前が開けたのです。
    ターンXを活躍させられなかったのは内心デザインに対する嫌悪感があったからです。でもカットシーは飛ばすことができる。この違いこそが玩具というものの力。
    (動かすうちに魅力を獲得していくのはキャラクターも?)圧倒的にそうです。ファーストガンダムで言えばララァやセイラさん、特にミライさんがそうでした。今回は第2話でアイーダが化けます。
    今回のキャスティングはスケジュールの都合とか、いろいろな条件があって今のような形になっただけで、決して自分の好きな人たちで固めたわけではありません。実際にアフレコしてみると、若い声優たちは皆、流行のアニメに汚染されていて、誰でも同じような声に聞こえてしまう。まずそのクセを抜く作業から始めました。要するに「地声でやれ」ということです。オタクだけが喜ぶようなかわいい声はいらないし、洋画の吹替的な演技も忘れろと言いました。でも職業として身についたものだから、なかなかできない。オーディションの段階で「あなたが今持っている体からでる声が欲しい」から選んだわけで、余計な色をつける必要はないのです。声優に関しては特に第2話からのアイーダの変化に注目して見ていただきたい。
    戦闘シーンのレイアウトなどは(シリーズ経験者に)ほぼお任せで、こちらはベルリとアイーダの物語に力を集中できています。結果として自分の作品も含めてこれまでのガンダム、それ以外の今作られているアニメを全否定するくらいのものが生まれつつあると思う。

    別冊付録全6P。表紙は高瀬氏。3誌の中ではイチオシ。テレビブロス以上の文量。
    服装はデジタルビートと同じ。
    レイハントンは偽名。
    海賊部隊には飛行メカ「エフラグ」がある。
    カットシーの武装はビームサーベル、ビームライフル。

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ガスト



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发表于 2014-8-19 13:43  资料  短消息  加为好友 
DVD&ブルーレイでーた14年9月号 富野由悠季「G-レコ」を語る!
http://d.hatena.ne.jp/char_blog/20140819/1408423684


    (手応えについて)この原作と構成を思いついた奴は偉いな、というくらい正直に言って自分でも驚いています。全て最初から考えていたなんて、とても言えません。それくらい、作品としてはみ出している魅力を感じています。
    (発表媒体について)メディアが何であるかに関してのこだわりはありません。
    (映画論について)あまり作り手のメッセージを強く押し出したものはつくるべきではないというのが僕の考えで、そういう意味ではG-レコでも作品の中でも何かを声高に訴えようとはしていません。
    映画というのはエンターテイメントであると同時に歴史的な資料にもなるということなんです。プログラムピクチャーにも資料性の高いものがたくさんあります。また作り手の立場で見た場合、当時のスタッフがやっつけ仕事をシテイルカ一生懸命に作ったか、それともまあまあのところまでか、少なくとも3段階の区別がつくようにもなりました。映画というのはタイムカプセルのようなものです。それはファーストガンダムも同じです。
    自分がつくりたいものをつくる、という個的なやり方は、実はアニメには似合わないのではないか。
    (数十年後の検証の種をまく)ということもアニメ制作なんだよ、ということをわかってほしいのです。ただ残念なことに現状のスタジオを見ていると、G-レコの現場だけではないと最近は思うようになりましたが、このような考えでアニメや映画を作っているひとはあまりいません。動画が当たり前に見られる時代になってしまったので、動画をつくることの深刻さがわかっていない人が多すぎるような気がします。だから簡単にネットにアップしてしまうようなことができるんです。動画というのはそんなお手軽なものではないということを、言ってしまえば「見せつけてやりたい」という意地はあります。
    僕はブランドというのが大嫌いなんです。新しく車を買い換えるたびに、エンブレムを削ってくれるようにお願いするんだけど、どこも必ず断られる。
    過去のガンダムに関係した人に頼むと、それこそユニコーンガンダム以上のものは生まれないと思いました。そこで主役機以外を形部さんにお願いしたのです。1年かけて全26話に登場するMSのデザインをしてくれました。しかし安田さんと形部さんだけでは両極だけで中が抜けてしまう。そこで二人の橋渡しとして、山根さんに加わってもらって、バックグラウンドを支える形でG-セルフと形部MSをつなぐことをしてもらいました。そのために、山根さんが過去にエガイタ未使用デザインのいくつかを採用するといったこともしています。形部さんのデザインに関しては、細かな注文はほとんどだしていません。ほぼ丸のみする形で受け入れたのは、それだけの才能があるからです。向こうから勝手に出てきたシルエット、というよりルックスですね。その若い感覚に賭けました。彼の書いた人物画を見た時に、これならメカも描けると直感しました。形部さんという人材にたどり着くまでに3~4年かかりました。
    (第2話に過去シリーズMSが登場するのはG-セルフとの対比?)そういうふうに受け取っていただいて構わないのですが、ちょっと違います。「まだまだこういう手があるんだ、お前ら気付けよ」という、過去のスタッフに対するちょっとした嫌がらせです。
    シド・ミードさんに関しては、お願いしたのは失敗だったという認識が僕にはあります。どこがミスだったかと考えると答えは簡単で、自分の好きなものでつくってしまったからです。元々彼のデザインが好きだったから、無条件に受け入れてしまった。ところが、途中から何かおかしいと気づいた時には軌道修正できる段階ではなくて、そのまま最後まで行ってしまった。G-レコでは反対のことが起きています。形部さんの考えていることは分かるけど、「実際に使うのは嫌だよね」と最初はおもいました。例えばカットシーの羽根が付いたMSなんて使いにくくて嫌だなぁ、描くのが面倒臭いなぁと思いながら、子供たちに見てもらいたいからと我慢して絵コンテを切っていったら第3話で化けました。羽根があるからいくらでも飛ばせるし、空中戦ができるということがわかった時にバーンと目の前が開けたのです。
    ターンXを活躍させられなかったのは内心デザインに対する嫌悪感があったからです。でもカットシーは飛ばすことができる。この違いこそが玩具というものの力。
    (動かすうちに魅力を獲得していくのはキャラクターも?)圧倒的にそうです。ファーストガンダムで言えばララァやセイラさん、特にミライさんがそうでした。今回は第2話でアイーダが化けます。
    今回のキャスティングはスケジュールの都合とか、いろいろな条件があって今のような形になっただけで、決して自分の好きな人たちで固めたわけではありません。実際にアフレコしてみると、若い声優たちは皆、流行のアニメに汚染されていて、誰でも同じような声に聞こえてしまう。まずそのクセを抜く作業から始めました。要するに「地声でやれ」ということです。オタクだけが喜ぶようなかわいい声はいらないし、洋画の吹替的な演技も忘れろと言いました。でも職業として身についたものだから、なかなかできない。オーディションの段階で「あなたが今持っている体からでる声が欲しい」から選んだわけで、余計な色をつける必要はないのです。声優に関しては特に第2話からのアイーダの変化に注目して見ていただきたい。
    戦闘シーンのレイアウトなどは(シリーズ経験者に)ほぼお任せで、こちらはベルリとアイーダの物語に力を集中できています。結果として自分の作品も含めてこれまでのガンダム、それ以外の今作られているアニメを全否定するくらいのものが生まれつつあると思う。

    別冊付録全6P。表紙は高瀬氏。3誌の中ではイチオシ。テレビブロス以上の文量。
    服装はデジタルビートと同じ。
    レイハントンは偽名。
    海賊部隊には飛行メカ「エフラグ」がある。
    カットシーの武装はビームサーベル、ビームライフル。


エンタミクス14年9月号 富野由悠季インタビュー
http://d.hatena.ne.jp/char_blog/20140819/1408423683


    劇中では問題について台詞などで一切明言はせず、物語の構造に組み込むことで、直感的に感じられるようにしています。頭の固い大人たちには絶対に見抜けないと思います。
    AKB48やらももいろクローバーZと同じレベルの楽しさとシンクロするような作り方を意識する。(その上で巨大ロボットものの縛りの)枷を打開するような作品こそ本来は僕以降の世代に作って欲しいのですが、今のところそのリアクションはまったくありません。
    ガンダムの欠点として、「冒険」はもちろん、「元気」や「熱血」といった言葉が作品に貼り付けられない。それはアニメとして、良いことだとは言えません。つまりアニメが本来持つ「芸能」というものを享受されていない。でもこの言い方は、実は後付けの嘘です(笑)。本当は3ヶ月前の忙しい最中に、制作からキャッチフレーズが必要だと急に言われて。僕も忙しいものだから「うるせぇ!」と言った勢いで「だから! Gってのは元気のGなんだよ!」という口にしたのがきっかけ。そう言った瞬間に自分自身が洗脳された……というより浄化されました。言った瞬間から絵コンテを描き、演出する作業にみるみる弾みがつき始めたんです。これこそが本当の意味での脱ガンダムなんだという実感に至りました。

インタビュー以外では、G-セルフ解説にバックパックとは別にコアファイター換

装システム、アルケインはG-セルフのバックパックの中には互換性を持つタイプもある。

    ベルリとアイーダの過去は深刻には描いてません。
    (MSデザインについて)僕としても「やってくれたな!」と思いました。カットシーなどは最初見た時は嫌いだったのに実際に動かしてみると、こんなに面白いMSはないと、正直感心しました。

全3P。御禿の服装はダムAシャツ。


CUT14年9月号 富野由悠季インタビュー
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いつもの様にメモ。

    (G-レコ制作を決意した理由は)死ぬまでもう少し時間がありそうだと、それだけ。フェイドアウトしていくのはイヤだったんですよ。もう一つには、ユニコーンまでのガンダムの流れを見ていて、このままでは完全に失速していくだろうなと。(ユニコーンまでの)流れを見ていると、やっぱり、やっているようでやっていないんだよね。アニメを作る目線が欠落している。それは僕としても黙って見て済ませるものではないだろうなと思ったんですよ。
    ハリーポッターですらシリーズの括りから脱する作品なんて作れるわけがない、って思っている人たちが多いんです。
    どうやら脱ガンダムはできそうだなってこと。数年前に思ったことは間違いじゃなかったなと。もちろん、完結ということはあり得ないし、イントロダクションで終わってしまうんだけども、次の世代に向けての種をまく、モチベーションを与えることはできたんじゃないかなと思っています。
    2回ほど方向転換して、ようやく今回のG-レコの原型にたどりつくことができた。
    (ガンダムの中でも地球と宇宙が地続きの感覚が強いのですが)その感覚はとても意外です。予定してたことではなかったから。
    (RCを設定するにあたって現在から)時間をとばしたときに、今までのSFで描かれてきたことは絶対にやらないと決めたんです。これまでのSFでは、千年、二千年先の人類はもっと発達した環境で生きているものとして描かれているんですけど、G-レコでは、そんなことはありえない。
    エネルギーを作る、熱を操るということは、必ず温暖化に結び付く。だから生き延びた人々はもうそういう行いや技術は封印し、ただひたすらちまちまと静かに暮らす。
    (子供たちに見てもらいたいので)ポジティブなところだけをつまみ食いした、っていうところですね。
    (キャピタルタワーとバッテリー配給システムの)設定を使えば、ネット社会の構造を叩けるし(笑)。ほんとネットゲームなんて非生産的だし、文化論もクソもないじゃないか、ってことにそろそろ気付けっていうね。
    今回、物語の中で携帯も使っているんですけど、ここで使われてる携帯は電話機能しか使えません。他の性能は一切ないんです。(スマホは)ごく一部の特権階級だけ(笑)。キャピタルタワーを運営している一部の階級にはその技術はあるかもしれない。
    (天体観測のタブーは)天体観測をすることで、宇宙の果てが見えるみたいなことを言っている天文学者の話を聞いて、それでお腹が膨れますか?っていう話。ひょっとしたら無駄な労力かもしれないでしょ。
    (「G」は)最初はGravity、Groundのつもりだった。結局そういうのは全部はずして元気のG、ということになりました。
    (G-レコでの問題提議を踏まえた続編に関わることは)一切しません。できないでしょうね。(では最後のガンダムだと)おそらくそうですね。そして僕にとって最後のガンダムであって恥ずかしくない作品だと言える。幸せだと思っています。

全4P。デジタルビートと同日か、服装が同じ。

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何B

\( ^ヮ゜)>哈哈哈~别吐槽人家啦~ ...


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发表于 2014-8-19 17:21  资料  短消息  加为好友  QQ
又来天灭高达了,老爷子真要掐死高达一起带进棺材么……

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ガスト



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发表于 2014-8-20 02:15  资料  短消息  加为好友 
エンタミクス2014年10月号
「ガンダム Gのレコンギスタ」搭乗GUIDE Vol.1
富野由悠季総監督インタビュー 要約版

http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-2412.html

――エンタミクス2014年6月号のインタビューでは、本作には“次の世代を担う10代の子供たちへのメッセージが込められている”と語られていました。制作が進まれた現在、その想いはより具体的に形になっているのでしょうか?

富野:前回からの続きになりますが、大人たちにまったく期待が持てない今だからこそ、未来を担う現代の子供たちには新しい何かを見つけてもらいたいのです。20世紀まで培ってきた知識や考え方だけでは、もはやダメなのだと。30代以上の大人にその切り替えを期待しても、できるわけがない。東日本大震災以降、原子力発電所の後処理さえまともにできていないのだから。そこで僕は「G-レコ」という作品に、現在の世界が抱えている問題の種を蒔き、それを観た子供たちが、20年後、30年後に、その回答を導き出して世の中を変えてもらうしかない、という覚悟で作っているのです。ですが、劇中ではそれらの問題について台詞などで一切明言はせず、物語の構造に組み込むことで、直感的に感じられるようにしています。そういう意味では、かなり革新的な物語構造になっていますし、頭の固い大人たちには絶対見抜けないと思います。

――復刻、再生という意味を持つ“レコンギスタ(レコンキスタ)”をタイトルに使われた理由にも、繋がっていきますね。

富野:もちろんです。タイトルを決めたときに、よりこの考え方が鮮明になりました。物語の構造が決まった後は、TVアニメ離れした子供たちに観てもらうためにどうすればいいかを考えていきました。言ってしまえば、AKB48やももいろクローバーZと同じレベルの楽しさとシンクロするような作り方を意識するということ。しかし、巨大ロボットものであるが故に様々な縛りが設けられるので、それを貫き通せないというムードが出てくる。僕としてもずっと悔しく思っている部分でした。この枷を打開するような作品こそ、本来は僕以降の世代に作って欲しいのですが、今のところそのリアクションはまったくありません。

――そこで監督自らが、立ち上がったと。最初に公開された直筆メッセージの中で、“ベルリとアイーダの冒険はすごいぞ!”と書かれていましたが、「ガンダム」と冒険を紐付けられた真意とは?

富野:まず出てこない言葉ですね。それこそが「ガンダム」シリーズの欠点だと思っていました。ガンダムファンの言うリアルロボットものという区切りのせいで、“冒険”はもちろん、“元気”や“熱血”といった言葉が作品に紐付けられない。それはアニメとして、良いことだとは言えません。つまり、アニメが本来持つ“芸能”というものを享受されていないということなんです。だから「G-レコ」では、そこに立ち返ることを意識しました。でも、この言い方は、実は後付けの嘘です(笑)。本当は3ヵ月前の忙しい最中に、制作から「『G-レコ』のキャッチフレーズが必要だ」と急に言われて。僕も忙しいものだから「うるせぇ!」と言った勢いで「だから! Gってのは元気のGなんだよ!」と口にしたのがきっかけ。そう言った瞬間に自分自身が「元気のG」に洗脳された……というより、浄化されました。僕は元々、“アニメが芸能”であることを常に意識していましたが、、それを自身の作品に引っ張ってくることができなかった。言わば「ガンダム」という作品に潰されていたんです。結局、作った当事者なので“G”は絶えず「ガンダム」の“G”でした。しかし「元気」と言った瞬間から絵コンテを描き、演出する作業に、みるみる弾みがつき始めたんです。これこそが本当の意味での“脱ガンダム”なんだという実感に至りました。

▽本作のモビルスーツのデザインは、今までのガンダム以上に、玩具やグッズにマッチングするよう意識してデザインしているとのこと。また作品の後半には、旧来のシリーズでもみられた、ガンダムの原型に近いモビルスーツも登場する予定だ。




CUT 2014年9月号
「ガンダム Gのレコンギスタ」
富野由悠季総監督インタビュー 要約版
http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-2411.html

――そうですよね、一般的なSFでは進化が不可逆に継続していくことが前提になっている。

富野:そう。でも「G-レコ」では、そんなことはありえない、としたんです。なぜなら現在、このままの状態で消費文化が進み、科学技術が進化していったときの生活空間ってものは、絶対に人が住めるような空間になるわけがないからです。どっちにしても絶滅論にならざるをえない。ということは、その絶滅を避けて未来に生き延びた人たちはどういうことなのか、と考えた場合に、今の我々以上に優れた科学技術や環境を持って暮らしていたってことはありえないんですね。だって、もしそういう風に累進的にすべてが進化していったら、地球は破滅しますからね。温暖化はもっと進むだろうし、いま以上のネット社会になって、そこから収奪されるような人類になるしかないだろうと。それを描いて楽しいか?っていう話なんですよ。で、そういう過去の痛みを知っている遥か未来の人々がもう一度地球圏で暮らすとなったら、とても穏やかな暮らし方をするだろう、というのが「G-レコ」の出発点なんです。穏やかな暮らし方をしないと生き延びられないんだよ、と。記憶を持った人間、今の我々が神話と呼んでいるような、二千年前、三千年前の物語を知っている人たちが生き延びたわけだから、今の私たちが理解できる衣服と、理解できる食べ物と理解できる組織を持った人々だろうと。そして人々の暮らしが地球であり、その地球の資源が枯渇していればいるほど、彼らの暮らしは全世界的な国際連合のような組織に統治されているのではなく、極めてローカルな拠点がぽつんぽつんと点在しているだろう、という予測で「G-レコ」は作っていったんです。ただし、この予測を突き詰めていくと、終末論以降の物語、ノアの方舟のような世界になってしまうから、それも嫌だった。

――ですよね。

富野:だから宇宙世紀時代のキャピタル・タワーと呼ばれる宇宙エレベーターのような装置は残っている、ということにしたんです。「G-レコ」で地球上に暮らす人々は、キャピタル・タワーを通じて宇宙からエネルギーを得ている。つまり彼らは地球上で自らエネルギーを作ることをしなくなったんです。エネルギーを作る、熱を操るということは、必ず温暖化に結びつく、それで人類は痛い目に遭ってきたわけですから。だから生き延びた人々はもうそういう行いや技術は封印し、キャピタル・タワーの周りの集落でただひたすらちまちまと静かに暮らす。

――(笑)。

富野:そういう世界だろうなと。ただ、これはガンダムなのでモビルスーツを活躍させなければならないのだから、結局またそのレベルの技術論が復活してしまった危険な世界になる、でもそれは嫌だよね、という物語を描いたんです。

――子供たちにもう一度観てもらいたいガンダムを作る上で、ポジティブな部分を残すという――。

富野:ポジティブなところだけをつまみ食いした、っていうことですね。

――超未来の超進化は、ポジティヴィティを描くには弊害になるということですよね。

富野:超進化していったときに何が起こるかと言うと、このネット社会で露見してきたことは、ある科学技術を持った人たちが決定的な権力を持ち、その他の人々を消費者として扱う独裁政権になるということですよ。恐らくそうなっていくだろう、っていう予測があり、それを排除しようとするならば社会はローカルなものになっていくんです。ローカルでないものが「G-レコ」の物語にあるとしたら、キャピタル・タワーを使ってフォトン・バッテリーという永久エネルギー源を地球に配給するシステム、それを堅持して地球がもう一度ちゃんと暮らせる土地になってきた、という世界観でしょうね。「G-レコ」のこの設定を使えば、ネット社会の構造を叩けるし(笑)、ほんとネットゲームなんて非生産的だし、文化論もクソもないじゃないか、ってことにそろそろ気づけっていうね。「G-レコ」ではそれが全部言えるんです。今の10歳の子たちにこうやって教え込んでいって、50年後くらいにお前らどうにかしろよ、って号令をかける。

――時限爆弾のような(笑)。

富野:(笑)。そういう種をまいた、ってのが確信的にありますね。だから気に入っています。ちなみに今回、物語の中で携帯も使っているんですけど、ここで使われている携帯は電話機能しか使えません。他の性能は一切ないんです。

――スマホ的な多機能携帯ではないんですね。

富野:それはごく一部の特権階級だけ(笑)。キャピタル・タワーを運営している一部の階級にはその技術はあるかもしれないけれど、一般の人たちはそんな便利な道具は持っていません。科学技術を進化させてはいけないというのがこの千年守られているんです。それと同じようなタブーがもうひとつあって、天体観測も許されていなかったっていう、そこまでの縛りも作りました。

――それはなぜですか?

富野:天体観測をすることで、つまり宇宙の果てが見えるみたいなことを言っている天文学者の話を聞いて、それで我々のお腹が膨れますか?っていう話。それは一見想像力を刺激しているようでいて、でも良い方向に進んでいるかといったら、今日現在までで言うと、ひょっとしたら無駄な労力かもしれないでしょ。だからそれも否定しました。

――7月のいま現在、どのくらいまで制作は進んでらっしゃるんですか?

富野:26話分の脚本は既にあります。現場的な話でいうと未だ半分もできていないっていう状況です。でも、基本的な回路は一切変えないでいけるはずです。巨大ロボットものらしいおもちゃ箱っぽい賑やかさはすごく意識しているので、シリーズの面としては間違いなく巨大ロボットなんだよ、って言い方ができるような軽味はあると思います。そうしていかないと、またアダルトの客がついてくるかもしれないから。

(中略)

――「G-レコ」を作ったことでガンダムから自由になれた、という感覚はないですか?

富野:ない、ないですね。「G-レコ」でこれだけ広く問題を提起してしまったから。50年にわたって縛られる問題を出してしまったから、ここから抜けるってのは難しいですね。だから、もうこの世界のことは考えるのはやめて、もしもうワンチャンスあるとしたら、まったく別のものが作れる自分でいたいってことを、ここ数ヵ月考えるようになってるんです。

――「G-レコ」で提議された問題を踏まえて、それを解決する新しい世界、物語を作っていきましょうということになったとき、その過程に富野さんご自身が再び加わることは――。

富野:一切しません。一切できないでしょうね。この切り口でやっていくってのはものすごく大変なことだってわかったからです。その痛みが想像できない人が作りたかったら勝手に作ってくれ、って感じです。

――では、「Gのレコンギスタ」は脱ガンダムであり、富野さんにとって最期のガンダムだと。

富野:恐らくそうですね。そして僕にとって最期のガンダムであって恥ずかしくない作品だと言える。幸せだと思っています。

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gordol



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发表于 2014-8-20 05:10  资料  短消息  加为好友 
▽本作のモビルスーツのデザインは、今までのガンダム以上に、玩具やグッズにマッチングするよう意識してデザインしているとのこと。また作品の後半には、旧来のシリーズでもみられた、ガンダムの原型に近いモビルスーツも登場する予定だ。

Turn A/Sumo?

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gordol



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发表于 2014-8-20 11:15  资料  短消息  加为好友 
「ガンダム Gのレコンギスタ」エンディングテーマ曲が作詞:井荻麟、作曲:菅野祐悟の「Gの閃光」に決定!9月3日より、iTunesほかで配信を開始! http://www.g-reco.net/news/#8172  (広報いぬ) #gレコ

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ガスト



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发表于 2014-8-20 11:15  资料  短消息  加为好友 
http://www.g-reco.net/news/#8172

「ガンダム Gのレコンギスタ」エンディングテーマ曲が作詞:井荻麟、作曲:菅野祐悟の「Gの閃光」に決定!9月3日より、iTunesほかで配信を開始!

MBSほか「アニメイズム」枠にて10月よりテレビ放送が開始される『ガンダム Gのレコンギスタ』のエンディングテーマ曲が、「Gの閃光」に決定しました!



「Gの閃光」は、『機動戦士ガンダム』をはじめとする数々の作品で主題歌・挿入歌などを手がける井荻 麟が作詞を担当し、『ガンダム Gのレコンギスタ』の劇中音楽を手がけ、ドラマや映画音楽で活躍中の菅野祐悟氏が作曲・編曲を担当、新進気鋭のアーティスト・ハセガワダイスケが歌い上げる非常に元気な曲となっています!



「Gの閃光」は、8月23日(土)より全国13館でスタートする『ガンダム Gのレコンギスタ』特別先行版のエンディングテーマ曲としても使用されますので、ぜひイベント上映でこの曲をお聞きください!



また同曲はiTunesほか各配信サイトにて9月3日(水)より順次配信も開始致します。気に入った方はぜひこちらもご利用ください。





■『ガンダム Gのレコンギスタ』エンディングテーマ曲「Gの閃光」

【作詞】井荻 麟

【作曲・編曲】菅野祐悟

【歌】ハセガワダイスケ

【配信時期・場所】2014年9月3日(水)より、iTunes他各配信サイトにて順次配信予定。
(※配信場所によっては開始時期が異なる場合があります。)




三木プロダクション @mikipro  ·  23分钟

【藤 真秀】出演情報 8/23(土)~9/5(金) 特別先行版イベント上映(全国13館) 「ガンダム Gのレコンギスタ」 ゲル法皇役 10月よりテレビ放送開始 詳細はHP参照下さい http://www.g-reco.net


三木プロダクション @mikipro  ·  21分钟

【姫野惠二】出演情報 8/23(土)~9/5(金) 特別先行版イベント上映(全国13館) 「ガンダム Gのレコンギスタ」 ベッカー役 10月よりテレビ放送開始 詳細はHP参照下さい http://www.g-reco.net

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gordol



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发表于 2014-8-20 11:23  资料  短消息  加为好友 
ミック?
ガランデンから来たMS隊長?
メガファウナ?
サラコンドラ艦?

クリムはガランデンの回し者ってことか???


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ZZGUNDAM



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发表于 2014-8-20 11:43  资料  短消息  加为好友 
好吧,大家来猜猜这回的路数会是怎样的?
伊迪安式
相逢在宇宙式
TA式

反正OO式我是不抱希望,种子式那基本是不可能。

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hanliang



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发表于 2014-8-20 14:53  资料  短消息  加为好友 
伊迪安最近下载看了,卧槽这东西能给小孩看么,第一集就派那么多便当 收视率低应该是当年家长把着电视不让看吧

[ 本帖最后由 hanliang 于 2014-8-20 14:55 编辑 ]

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JUSTICE

帝国装甲闪光掷弹兵


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发表于 2014-8-20 18:42  资料  短消息  加为好友 


QUOTE:
原帖由 ZZGUNDAM 于 2014-8-20 11:43 发表
好吧,大家来猜猜这回的路数会是怎样的?
伊迪安式
相逢在宇宙式
TA式

反正OO式我是不抱希望,种子式那基本是不可能。

伊迪安式基本不可能,富野97年复出后再也没黑过

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CC8P



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大红色的内定是反派旗舰吧?

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gordol



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发表于 2014-8-21 11:12  资料  短消息  加为好友 


QUOTE:
原帖由 CC8P 于 2014-8-21 11:01 发表

大红色的内定是反派旗舰吧?

海盗战舰:メガファウナ

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ZZGUNDAM



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发表于 2014-8-21 13:26  资料  短消息  加为好友 
情景对话:总监督萨玛这是本集的便当表,人数还可以吧~

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gordol



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gordol



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发表于 2014-8-22 18:23  资料  短消息  加为好友 
急遽決定で大変申し訳ないのですが、8月24日(日)新宿ピカデリーで開催される舞台挨拶に、富野由悠季総監督の登壇が決定しました!そのほか新宿以外の舞台挨拶では、富野監督のスペシャルメッセージを公開致します。(広報いぬ) #gレコ


Gのレコンギスタ @gundam_reco  ·  10m

『ガンダム Gのレコンギスタ』ホームページを更新!イベント上映1週目・2週目来場者特典と、劇場で販売するメイキングBlu-rayの冒頭8分映像を公開! http://www.g-reco.net/  (広報いぬ) #gレコ

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gordol



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发表于 2014-8-22 19:29  资料  短消息  加为好友 
新MS/MA



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cnderdy




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发表于 2014-8-22 22:54  资料  短消息  加为好友 
没有翻译还是看不懂啊

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gordol



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发表于 2014-8-23 01:11  资料  短消息  加为好友 

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gordol



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发表于 2014-8-23 08:30  资料  短消息  加为好友 
G-レコパンフ情報

・G-セルフのバックパック交換は脚本を全話アップ後にあきまんが提案したために脚本を修正した。本編にでるのは7つ中6つ。3つめは5話登場か。
・安田「G-セルフは最初めちゃめちゃ怒られた」「G-セルフは装甲自体がバッテリーなんじゃないか……という疑惑を持たれている」「ひざ側面のパーツは飛行するための部品」
・形部「以前一度だけ富野さんとお仕事をしたことがある」
・形部「非通知は二ヶ月くらい無視してたんですよ。ところが共通の知り合いから、形部が電話にでない、と富野さんが言ってると聞いて驚いて。今度はたまたまうちの奥さんが出たんですけど、驚いてそのまま切っちゃって……」
・はじめたい~のGは形部氏が最初に書いたガンダム
・モンテーロのジャベリンとビームワイヤーは富野案。当初はアイーダは赤いモンテーロに乗る予定だった
・G-アルケインの名付けは御禿。初期名はG-アーレント
・G-アルケインにサーベルは3本。2本は肩部。頭部後方の羽根はバッテリーのラジエーター。グリモアにもある。G-セルフほど先進的ではない。



35周年本は、富野序文とG-レコ各種設定、表紙以外は既出ばかり。
・山根氏にオファーが来たのはキンゲ直後
・ノレドの帽子と額はクンタラの証。他のキャラ分は外した。2話以降ネクタイを外す

G-レコ挿入歌「ハイフン・スタッカート」
作詞 井荻麟
ズッジャー ブッジャー ミ~~ヨヨーン ズッジャー ブッジャー ハ~~ヨヨーン 今日も良ければ 明日もいい 明日が良ければ あさってもー ズッジャーブッジャーミ~~ヨヨーン 以下略

G-の閃光
作詞 井荻麟
元気でいられるから 元気でいられるから 手を挙げて やってみる 前を向いて やってみる 明日のことなんて 分からないからって 動かないままなら 始まらないから 立ってみて 歩く スタートきって 走る その先に 未来という閃光があるから 以下略



昼頃の回でチケットとってあるんで、とりあえず物販だけ行ってきた

35th BOOKはダムAに載った小説や教えて富野の軌道エレベーター回を再録
歴代ガンダム振り返りは何故か準備稿多め(Gレコもラフがちょっと載ってる)

パンフはスタッフ・キャストインタビューが充実
メカでいうと海賊母艦・ヘカテー&ジャハナム(ギラ・ズールみたいな
配色のMS2種)が掲載、アルケインやグリモアの画稿も色々

BD付録の第一話コンテ冊子が、アニメージュ文庫のナウシカコンテを思い出して懐かしいw

[ 本帖最后由 gordol 于 2014-8-23 08:51 编辑 ]

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http://www.sunrise-inc.co.jp/works/news/news_e.php?id=8197

『ガンダム Gのレコンギスタ』のBlu-ray&DVDが、バンダイビジュアルから12月25日よりリリース決定!

「ガンダム Gのレコンギスタ」は、TV第1話から第3話までをまとめた「特別先行版」が、本日8月23日(土)より2週間限定でイベント上映され、9月5日(土)から9月30日(火)までは「dアニメストア」にて配信。
そして、10月よりMBSほか「アニメイズム枠」にてTV放送がスタートします。


そのTV放送版の映像を収録したBlu-ray&DVDが発売となります!第1巻は第1話から第3話までを収録し、12月25日(木)に発売!以降毎月1巻ずつ、全9巻でリリースを予定しています。
価格はBlu-ray第1巻が6,000円(税抜)、DVD第1巻が3,800円(税抜)、2巻以降はBlu-rayが7,800円(税抜)、DVDが5,000円(税抜)の予定です。

特装限定版となるBlu-rayは、各巻に「特製解説書」が封入され、第1巻には全9巻分の解説書を収納できる専用バインダーが付属するほか、映像特典にはリギルド・センチュリーのMSの開発系譜を解説する「モビルスーツ開発史」や音声特典に「スタッフ&キャスト オーディオコメンタリー」が付属。さらに特装限定版のみの特製三方背クリアケース、特殊ジャケット仕様など豪華特典満載の内容となります!


1979年の『機動戦士ガンダム』から35年、1997年の『∀ガンダム』から15年。富野由悠季総監督による最新作を、ぜひBlu-ray&DVDで手に入れてください!




■ガンダム Gのレコンギスタ Blu-ray 第1巻[特装限定版]
価 格 : 6,000円(税抜)
発売日 : 2014年12月25日(木)
スペック: 約70分/カラー/リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/
16:9<1080p High Definition>/ビスタサイズ
【封入特典】
○特製解説書(仮)
○特製解説書専用バインダー(仮)
※全9巻分の解説書を収納できる専用バインダー
【映像特典】
○モビルスーツ開発史(仮)
※G-セルフをはじめとしたR.C.のモビルスーツの開発系譜を解説
【音声特典】
○スタッフ&キャスト オーディオコメンタリー
【仕様】
○特製三方背クリアケース
○特殊ジャケット


■ガンダム Gのレコンギスタ DVD 第1巻[通常版]
価 格 : 3,800円(税抜)
発売日 : 2014年12月25日(木)
スペック: 約70分/カラー/ドルビーデジタル(ステレオ)/片面2層/
16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ
【音声特典】
○スタッフ&キャスト オーディオコメンタリー
【仕様】
○描き下ろしジャケット










シャア専用ブログ ‏@Char_Tweet 5分

第一話「謎のモビルスーツ」 演出・総作監は吉田氏、演出に井村氏(8stの方ではない) 第二話「G-セルフ・起動!」 演出は森氏。総作督表記はなし 第三話「モンテーロの圧力」 演出は綿田氏(!) T口氏が企画、仲氏がデスクに昇格

シャア専用ブログ ‏@Char_Tweet 5分

舞台挨拶 ・小形「企画は07年から。UCより先」 ・嶋村「富野さん以上に自分で(ブースに入って)伝えてくれる監督は知らない」 ・佐藤「すごくエキセントリックな方。野性的だけど発言は理知的」 ・小形「1話のARで一番声が出てたのは富野さん」


舞台挨拶続き ・石井「富野さんもインタビューで仰ってるがアニメなんだけどアニメじゃない」 ・嶋村「2話ラストのアイーダはオーディションでもやってて、家に帰っても眠れなくて、やっとスッキリした」 ・佐藤「ルインは大人にならないでくれ、そのままでいてくれと富野さんに言われた」#Gレコ


小形「富野さんは挿入歌を長くすれば良かったと。挿入歌はもう流れません。今後配信販売します。ベルリのラスト、RCでは普通という考え」 「富野さん必殺のマスクを被った人が出ます」

富野コメント「僕が作ったらこんなもんです」

小形「子供向け云々は富野さんはツンデレなので許して下さい」

小形「UCと違って富野さんのコンテは作ってる側の想像力を要求される。こだわりポイントはトイレ。SEには木村さんとバキューム音にこだわった。便座をつけたのは富野さんが頻尿気味で30分に一度目が覚めるから。挿入歌はG-セルフ専用の音姫」

EDを聞いた富野さんは「恥ずかしい」と。菅野さんはあなたに言われたくない、と

石井「石井マークで良かった、と謂われる様になりたい」

小形「富野さんは来たがったけど、コンテがぜんぜん終わってない。早朝から夜中まで土日なしで働いているので死んでしまうので代理です。富野さんに恩返ししたい。富野さんも最後のTVだと思っている」


・レックスノーは調査部のレクテン改造機。ホバーできる。調査部のカラーは緑
・デレンセンのレクテンはオレンジ
・田中敦子氏はウィルミット役

[ 本帖最后由 ガスト 于 2014-8-23 11:15 编辑 ]

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gordol



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gordol



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謎の少女ラライヤがGセルフに乗って月曜日に地球に降下
宇宙エレベーターをGセルフが襲撃
ベルリVSアイーダ
拘束されたアイーダを見てベルリが一目惚れ
ベルリでもGセルフを動かせる事が発覚
拘束されたアイーダを取り返す為に宇宙海賊が地球に襲来
ノレド、ベルリに尻を触られる
アイーダ、嫉妬したノレドにパチンコで尻を弾かれる
ベルリ、初めての人殺し
アイーダ、ベルリに半狂乱で泣きながら言い寄る
クリムがモンテーロでアイーダを取り返そうと襲撃
ベルリ、アイーダ、ノレド、ラライヤの4人でクリムと一緒に海賊のアジトへGO

[ 本帖最后由 gordol 于 2014-8-23 12:49 编辑 ]

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ガスト



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发表于 2014-8-23 16:25  资料  短消息  加为好友 
安田朗氏インタビュー前編 『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場「G-セルフ」はこうして誕生した
http://animeanime.jp/article/2014/08/23/19912.html

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不灭的杂兵



  AE工程师   中级指导  
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漫画版作者太田多门老师的开载倒计时图

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gordol



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发表于 2014-8-24 00:38  资料  短消息  加为好友 
博物館のMS

ザクⅡ
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リックディアス
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发表于 2014-8-24 01:37  资料  短消息  加为好友 
http://in2mistletoe.blog.fc2.com/blog-entry-245.html

■感想

タイトルコール「謎のモビルスーツ」ときに、冒頭10分の真っ黒と異なり、背景を追加


1話は、脚本・絵コンテがあるため、そちらを参考にしながらの感想




●1話

冒頭10分終了後、アイキャッチへ
アイキャッチは、ベルリが腕や足を伸ばして踊る(笑)
アイキャッチ後、アイーダがエレベーターを人質
訓練生同期たちが、Gセルフにレクテンで立ち向かう
ここで、ベルリは訓練用のレクテンのアームと溶接用ビーム、ワイヤーを使用。
頭を使いGセルフに対して迫る。この少し頭を捻る戦い方。
火薬の弾数の説明、ベルリで自らの立ち地位を説明。ワイヤーでビームを拡散。

そして、その戦闘でも少しオネエになる富野節炸裂!
ベルリ「海賊行為はやめなさいよ!」「なんで海賊行為なんかをやるんですよぉ!」
「この溶接器で、顔を焼いちゃいますよ!今すぐ降参しなさいよ!」
アイーダ「世界は、四角くないんだから!」(レクテンへの皮肉も含めて)

レクテンのTV顔が表情豊か。戦闘時は、モニター保護で金網を張る。
口の酸素ボンベみたいなのはカメラ。延ばして使う。
訓練用は黄緑、デレンセン専用機はオレンジ(通常機は白)。

デレンセン教官とルインも参戦し、Gセルフのバックッパックに火薬を設置。アイーダ諦めて降参。
クラウン到着後、アイータがスーツのヘルメットを取る。
無重力で髪が広がる。まるで歌舞伎の獅子。怒りが自身と他者への感じられる。
後ろを通り過ぎるベルリが、アイーダの髪で女を感じる。アムロがマチルダを感じたときのように。
止めとピンクノキラキラした背景で表現。
アイーダとラライヤにしか起動できないはずが、ベルリがGセルフに搭乗。「レイハントンコード」発行。
ベルリがGセルフの試運転で、大きく腕を広げて(ユニバースユニバース)、1話終了。



●2話

地上へ戻る。
キャピタル・アーミィを立ち上げたクンパ大佐が、1話のアイーダを捕まえた一部始終を確認。
スコード教の教祖、ベルリの母ウィルミット登場。
クンパに呼ばれて、晩餐会の警備をするベルリとルイン。
そこへ海賊(アメリア軍)がアイーダを取り返そうと襲撃。
アイーダの収容所を知っているルインがベルリを連れ、偶然出会ったノレド、マニティ、ラライヤたちと海賊たちより早く、アイーダを取りに行く。
収容所内で、急いで壁にぶつかるベルリ。ここはそこそこリアルにぶつかり倒れて階段から落ちる。
カットシーの脚に足についているサーベルで収容所の一部崩壊。アイーダもベットにつかまり今にも下の川に落ちそうになる。
ベルリが助けるために、上へ回る。
その間に、ノレドがパチンコでアイーダのお尻を撃って飛ぶ援護をして、アイーダがノレドへ向かって飛ぶ。
アイーダが救出後、合わせて6人全員合流。ケルベス教官のもと、ベルリにGセルフで海賊と戦えと指示し、25番ハンガーへ。

カーヒルのグリモアがハンガー区画に侵攻。Gセルフとアイーダ姫を探す。
カーヒルがコレクションハンガーへ。
富野が語ったように、2話に出た過去の機体は
ザクII S、リック・ディアス、ジェガン、カプール、ゴッグ、ガンキャノン、ドムかドワッジ、ヘビーガンかジェムズガン
F91の博物館のようなところ。
最初にアップになったのはザク、次にリック・ディアス。
共に、ファースト、Zで最初にコロニーに侵入した記念すべき機体たち。他のチョイスは適当?
その場所に侵入するのは、Gレコで初めに映った敵役のグリモア。
ファーストのザク→Zのリック・ディアスということから、グリモアも味方になるのでは。

ベルリが起動するたにGセルフに乗ろうとするが、アイーダも乗ろうとし、ハッチにつかまったまま、カーヒルの襲撃。
ハッチを開けたままの戦闘はまるでZZやVガンダム。ハッチをシールドで守りながら、グリモアたちと戦闘。
カーヒルがアイーダの存在を知らずに、果敢に攻撃を仕掛ける。
シールドを少し上げて、アイーダが見えたのに気を取られた瞬間、ベルリが腹のコクピットをライフルで一撃。
ガンダムVSグフのときのように時間が遅く、ピンクの背景。シールドで相手の武器(グリモアのライフル)を止めている。
完全にファーストシーンでした。
死亡するカーヒル。それに対して、大泣きしながらベルリを責めるアイーダ。Gセルフを起動でたのならカーヒルをもとに戻せると。

戦闘終了後に集まる調査団。
デレンセンがルインをアーミィに紹介。入隊?
再び捕らわれて運ばれるアイーダ。
ベルリは勝手に付いてきたノレドと共に母の部屋へ。
朝に起きて、また付いてきたノレドとクンパ大佐の元へ。


●3話
朝に起きて、また付いてきたノレドとクンパ大佐の元へ。


                            (編集中)


自称天才のクリム登場。
艦長の近くにある工具をモンテーロの足が踏み、人との対比で機体の大きさが分かりやすい。



                            (編集中)




人でも機体でも脚を動かしているだけのシーンが多かった。行動的な印象や機体だと大きさの比較か。
モンテーロの足がジャングルのぬかるみに沈むシーンが印象的。大きさ、重さ、行動が見てとれる。機体と人の距離が物理的に近い。

今回はトイレまで付いて、機体が単に戦闘兵器だけではない。また、コックピットに入る人が多く、ロボットアニメではなかなか見れない、操縦席が一つのコックピットに4人(とハロビー1つ)が同居している。
クリムがモンテーロで艦から出撃後、着替え、水分摂取をし、排泄をしてから、攻撃をしかけるという一連の流れが全てコクピットで行われている。
排泄1つ入ることで、とたんに生活感が出てくるのである。便座に向かってノーマルスーツのジーパーを閉めているということは、クリムは立ちション派。
この世界でもそんなの気質はある。捨てた紙は、男でも紙を使うことはあるし、手を拭いた紙かもしれない。


3話の最後で、ベルリが腹を抱え、操縦席へ座り、トイレをする。
朝の食事やコックピットが開いていたために腹を壊しやすくなる要因もあった。設計者の趣味で、排泄中に挿入歌「ハイフン・スタッカート」が流れる。今日も明日も~♪排泄の音を消す。
日本のトイレにもある「音姫」と同じ効果。2014年現在の世界で、こういったことをに気するのは日本だけらしい。
この時代も排泄音を気にしてるということは、アニメでは感じることのできない排泄中の臭いも気にして、音と同時に消臭剤か何かが出ていることも想像できる。
ベルリは黒いマントで首から下を隠してはいるが、それでもベルリとアイーダは特に恥ずかしそうな顔をしていた。排泄は恥という認識が少しはありながらも、3人の女性に囲まれながら排泄ができる、許されるという構図である。
リギルド・センチュリーはそういう世界なのだ。


ここで、クリムとベルリは、食事→排泄をする。人のごく当たり前なリサイクルである。しかし、生の私たちとしては当たり前な、その行為を、当たり前にアニメで描写をする。吉田健一氏のやわらかいキャラクターデザインもあって、二次元の作り物の映像から人の生・性を感じることができる。

画面にはいつも何かがあり、多くのものが動いている。
人と機体との距離が近く、
人と機体の距離については、手描きだからしやすいということもある。CG機体と手描きの人物を同居させるためには、制作の手間がかかるらしい。つまり、あまりやりたがらない。ここも、手描きメカのメリットがある。フルCGにしてもいいが、手描きに比べて、人の動きが乏しく、今回手描きを選択するのは必然である。



算是较详细、有条理的剧透,第3话还没更

[ 本帖最后由 ガスト 于 2014-9-5 12:09 编辑 ]

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gordol



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发表于 2014-8-24 01:52  资料  短消息  加为好友 

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发表于 2014-8-24 12:43  资料  主页 短消息  加为好友  QQ
四眼机看清晰图略幻灭





都给我变成光!
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发表于 2014-8-24 18:36  资料  短消息  加为好友 
新宿ピカデリー第1回舞台挨拶(上映後)
http://d.hatena.ne.jp/char_blog/20140824/1408873503

富野 活字媒体では告知した通りです。結果的に、僕の様な年代が作るとこういう様になります。アナクロな感じの画像作りになります。という事で、いかがでしたでしょうか。

石井 皆さんおはようございます。ベルリ・ゼナムをやらせて頂いております、石井マークです。本日はご来場頂き、ありがとうございました。

嶋村 アイーダ役をやらせて頂いてます、嶋村侑です。皆さん今日はありがとうございます。宜しくお願いします。

佐藤 ルイン・リー役の佐藤拓也です。ご来場ありがとうございます。宜しくお願いします。

松澤(千晶) 監督、あらためて15年ぶりで新作を皆様にお届け出来た今の気持ち、率直な感想等を聞かせて頂いても宜しいですか?

富野 外交辞令的に言えば、ありがたい事だと思ってます。現実問題としては、てめーらぶっ殺すぞ! っていうくらい、今のアニメ制作状況というのが悪くなってるという事を知りまして、愕然としています。10年現場にいなかったんですが、もう少し良い形で進化していると思ったら、そうではなかった。そういう不慣れな部分が画面的に出ている、っていうので本当に申し訳なく思っています。

松澤 申し訳なく、とおっしゃいましたが、テーマ局だったり、お手洗いのシーンだったり、かなり拘りが今回ありましたよね?

富野 年をとると色々拘ることがあるんですよ。そういうサンプルです。

松澤 年を重ねるごとに、ですね。特にお気に入りというか拘った点はお手洗いとか、色々ありますか?

富野 一番あるのはお手洗いの問題です。ただこれ本当には30年来課題としてはずーっと頭にあったんだけども、画にする事、つまり画像にする事、劇に摺り込む事が本当に出来なかったんですが、本当に60過ぎてから病院に通う様な事が多くなって、若い時におっくうがって手をつけなかったもの、手を付けてみようという風に思うようになりました。なぜモビルスーツっていう宇宙で乗る乗り物というものに、迂闊に乗ってしまうと、地上だったら簡単に外に出られるんだけども、外に出られないだろ、という事になると、トイレの問題というのは最重要問題だっていう風にして、本当に浮上する事が出来たんで、真面目に取り上げてみたら、3本観て分かる通りの様な扱い方になります。ああいうものがなければ、あんなもの乗ってられないよね、っていう事で、実を言うと戦闘兵器としての性能は関係ないんです。人間が乗り物に乗った時にああいう施設がなかったら、とてもじゃないけども半日も乗ってられないっていう。つまりこれ以後、ああいう施設のないSF的なメカっていうのは全部ウソだってこと(会場笑)。

松澤 妙にリアリティのあるお話でしたけど、ガンダムという作品に出演されて、キャストの皆さんはどうでしたか?

石井 第一次オーディションの時に、監督に宛ててビデオレターで言ったんですけども、一番最初に思ったのが、オーディションを受けられただけでも、物凄くうれしかったので、その作品に関わるセリフをオーディションの中で言えるから、それは最初は物凄くうれしかった。だけども、そうしたら自分がまさかベルリをやらせて頂けることになるとは思わなくて、本当にとてもうれしい気持ちと不安とかもあったんですけど、精一杯、やらせていただいています。

嶋村 私はガンダムっていう事に関しては、あまり意識が実はなくて。こういう場を頂く事で、「ああガンダムなんだな」と思うんですけども、やっぱり富野監督と一緒にお仕事をさせてもらうっていう事の緊張感とワクワク感と、そういうものを感じています。

佐藤 30数年、たくさんの方に支持して頂いているガンダムという作品に携わさせて頂くという機会をこういった形で得られた事は、非常に光栄ですし、またアニメーションの中でお芝居をするという仕事に就いたからには、是が非でもやりたかったという一念で、今こうしてこの場に立たせて頂いている事が非常にただただ嬉しく光栄に感じています。

松澤 こうして役を演じられている皆さんなnですけども、AR時にエピソードだったり、富野さんのアドバイスがあったりしましたか?

富野 僕に方からは、お三方に関しては全く注文はありません。

松澤 そうなんですか?

富野 注文付ける様な人はめんどくさいから選ばない事にしてます(会場笑)。

松澤 オーディションでも、決まる前から佐藤さんに決めていたっていうエピソードが昨日ありましたね。

富野 特に現場の仕事っていうのは、所謂教育機関ではない訳で。もう教育する時間がないから、結局ある意味嫌な言い方なんですけども、便利な人を選ばせて頂くとか。あとスケジュールが、全然入っている人を選ばないとか……。

松澤 もっと良い話して下さいよ(笑)。

石井 もしかして僕ですかね。スケジュールに関しては。

富野 いやー、他の人もいっぱい、いっぱい。ありますので、そういうのを寄せ集めてくると20人くらいあっという間になくなってしまう。

松澤 監督からこんなアドバイスがあったっていう話を昨日お伺いしたんですけども。

富野 した覚えない。

松澤 キャストの皆さんどうでしょう。

富野 勝手にどうぞ。要するにね、僕覚えてないの(笑)。

石井 そうだったんですか。僕一番最初に、緊張とかあって、もちろん僕の実力不足もあるんですけども、「腹から声出せ!」って言われて。

松澤 どうです監督?

富野 覚えてません。おわかりでしょう?だってもうアルツハイマー病に……。

石井 いやいやいや(笑)。

松澤 この作品作られてから逆に元気になったイメージがあるんですけども。富野監督って。そういうのないでしょうか。こうやって舞台挨拶で皆さんの前に出てこられて。

富野 だから、それに関してはこんな年でも元気にさせてもらえる、この場を頂けたっていう意味ではそうなんですけども、この三人から元気を貰ったっていう覚えはほとんどありません(会場笑)。

嶋村 私たちが貰ってます。

佐藤 逆に僕は監督に負けてらんねぇなというのが正直なところで。

石井 そうですね、はい。

松澤 ここまで3話までご覧いただいたんですけども、今後の展開についてお伺いしたくって。そのあたりは、どういうものを描いていくんでしょう、富野監督。

富野 最近になって気がついた事で、シナリオを全部書いておきながら、本人が全く気がついていなかったっていう話がありまして。なんだこれはロードピクチャーなんだっていう事です。この意味がわかんない人は調べて下さい。こんなにまで行って帰ってくる話なのかっていう事で、自分でもびっくりしています。何故それに気が付かなかったのかというと、基本的なテーマがあって、地球から行って帰ってくる話をやってみたら、行く先が物凄く遠かったんで、それだけで26本全部かかってしまった、っていう事で驚いています。今、ルイン役で佐藤君を紹介しましたけども、実を言うとルイン役ではありません。

佐藤 え、そうなんですか(すっとぼけ)。

富野 ガンダムのワンパターンをパクりまして。マスクをしてます(会場爆笑)。

松澤 一生懸命言わないように展開していたんですけども。

佐藤 なんの事だか僕にはさっぱり……初耳ですね(すっとぼけ)。

富野 こういう話はしちゃいけないだろうと関係者から言われてるんですけども、言っちゃいます(会場笑)。

石井 小形さん今顔ああーって。昨日マスクの話をしてて。ずーっと打ち合わせの段階から「佐藤さん反応しないでくださいね。マスクって言うんで」。

佐藤 あさっての方向見てましたからね。

富野 劇中の人物も、まさに今言った様な環境なんです。知っているんだけども、私は騙されていようね、っていう様なキャラクターが出てきたりしてって文脈が決まってますんで。今までのこの手の作品とキャラクターの匂いが違います、という事は、ベルリみたいなのとかアイーダみたいなの……アイーダって初めから泣いているんですよ? バカでしょ、っていう。そういうキャラクターの作り方をしてみたのは、アニメ界への年寄りからの嫌がらせ。

松澤 1話から3話についてお伺いしたいんですけども、キャストの皆さん演じられていかがでしたか。

石井 昨日の舞台挨拶から言っているんですけども、2話の初めてベルリが人を殺してしまうというか、そういうシーンがあるんですけども、ああいう機械に乗っていく上で、戦っていく。どうしても誰かを守るためにとか、何かをするために人を殺してしまう。特にベルリなんて高校生なのにいきなり戦争に出て、人を殺してしまう。どういう気持ちなんだろうなっていうのは収録してから物凄く考えて、例えば殺したってことに自分は気付いているのか気付いていないのかとかその上で責められるシーンとかどういう気持ちなのかとか。物凄く拘ったと思います。

松澤 監督ずっと目を瞑ってますけど……。今マスクって単語も出てきちゃいましたけど、佐藤さんの方はいかがでしょう?

佐藤 ロボットものというか、戦闘シーンのある作品なんですけど、僕個人としては日常の風景だと思うんですね。何度も引き合いに出されてしまってアレなんですけども、トイレの話ですとか、学生が学生として生活しているというか、その世界・町に生きている人たちの風景、戦闘という非日常ではなくて、普通に息をしてものを食べ寝ているという、その風景を、しっかり僕らが息をしてちゃんと生きられているかどうか、っていうのが僕自身はこの作品においてはすごく気にしているところではあります。

松澤 そういった意味ではすごくリアリティある作品ですよね。

佐藤 生活感がこの作品はよく表現というか感じられるのだなと思ったりもするんですけども。

松澤 一方嶋村さんはどうでしょう? アイーダは異質な存在だと思うんですけども。

嶋村 ああー、海賊でしたよね。「姫様」と呼ばれてしまうので……そういえば海賊だったなと今ちょっと思いました。すいません。

松澤 演じていくと意識が変わっていきますよね。

嶋村 はい。アイーダは私の中でどんどんイメージが変わっていってる段階なので、たぶんこれからもしばらくはそういう感じだと思います。

松澤 監督にお伺いしたいんですけども、そういった感じで、監督イメージで作られた感じでキャラクターって作られたんですか?

富野 ひとつの形にはめるという事はしている様でしていませんね。今ここで皆さん方が話をしている要素を生みだしていってキャラクターがどういう風に動いていくかなんて事に関して言うと、予定はありませんでした。実際にシナリオはあるんだけれども、コンテから演出する段階でも、キャラクターは結局変わっていきます。そういう意味では、皆さん方が言った通り、日常的な反応みたいなものを作り込む様にしていって、この種のアニメなんだけども、その部分は見落としてもらっては困るな、こういうところが面白いんだよ、という事が分かる様にしたいと思ってるし、そういう作り方がしたいと思ってるんですが、いかんせん今の子供たちの持っている目線が、そういう目線があるんだろうか。もうこういうタイトルを見た瞬間に避けてる部分が多いんじゃないんだろうか、っていう懸念があります。ですから、そういう部分は「いや、ちょっとそうじゃないんだよ」ってとこで、日常感をとても大事にしたいと思っていますので、そういう事を皆様方もお子たちに伝えて頂けるとありがたいなという風に思います。

松澤 子供に向けて、っていうイメージ強いですよね。これから先といいいますか、意気込みなどを最後に一言ずつキャストの皆様頂いても宜しいでしょうか。

石井 こうして3話上映されたんですけど、まだまだ収録も続くので、きっとベルリも話が進むごとに成長していくと思うので、ベルリの成長と共に僕も皆様に付いていける様に成長したいなと思っています。これから「Gのレコンギスタ」10月から始まりますので、是非応援を宜しくお願い致します。

嶋村 やはりこの作品をこうやって皆さんにお届け出来る、こんな機会が自分にやってくるとは思わなかったので、すごく光栄に思っております。この恩を全部アイーダに返して、皆さんにお伝え出来れば良いなと思っております。宜しくお願いします。

佐藤 26話という中のお話なのですが、最後のその時までベルリ石井君を中心として精一杯、一生懸命生きていきたいと思いますので、皆さんのですね、ご声援宜しくお願い致します。ありがとうございました。

松澤 最後に監督、宜しくお願いします。

富野 この場を借りてお話した通りです。基本的にアニメというのは子供の手から離れてしまった。我々にその責任があると思っていますので、もう一度子供戻りをしたい、子供たちに返していきたい。一部の作品以外は子供に戻ってないという悔しさがありますので、こういう様なところを突破口にして、まだまだこれからアニメでやる事があるんじゃないのかと思ってますので、そういうのを「Gのレコンギスタ」をベースにして考えさせて頂きたいと思います。何よりも後続部隊を育てたいと思っていますので、ご支援今後とも宜しくどうぞお願い致します。


富野ビデオメッセージ(上映前ver)

おはようございます。「Gのレコンギスタ」の総監督の富野由悠季です。脚本も、コンテ演出もやらせてもらっております。この様な事も出来るのも、今日ここにいらして頂いた皆さん方のおかげです。本当にありがとうございます。

2014年の夏というのは、アニメファンの方はご存じの通り、制作状況が大変悪い時代に陥っております。そういう中でともかく本当に3本を、この劇場の公開に合わせて作る事が出来ました。これもスタッフが集まってくれたおかげです。これも心から感謝します。何よりもガンダムシリーズという、偉大な作品の名前に押し潰されそうになる35年間を過ごした者として、次のシリーズはどうあるべきか、という事を考えて、「Gのレコンギスタ」を作りました。ともかく、とりあえずは最後まで我慢して観て頂けたらありがたく思います。では。
富野ビデオメッセージ(上映後ver)

いかがだったでしょうか。えー……かなり考えたんですよ。だけど、僕がやるとこんなものです、という言い方があります。ただ少なくとも、次の世代へ繋げるためには、こういう方向性のものもあるのではないか、っていう確信もあります。で、意識してこういう風にしたという部分もあります。だからこそです。皆さん方の次の世代の子供たちに見ていただきたいし、その様な広報をして頂けると心から嬉しく思います。本当に今日はご来場頂きましてありがとうございます。
特別先行版パンフレット

    アフリカ大陸はイザネルと呼ばれている
    富野「色彩は吉田くんがメインで作っているんだけど、キンキラキンでアニメっぽいんです。だから僕は嫌いだという言い方もできる」
    富野「アナ雪より面白いと、勝手にうぬぼれているんだけど、今どきなかなかない明るいアニメになりました。これはちょっとすごいことなんじゃないかと思っています」
    「ターンAについては、今考えると、少ししゃらくさい気持ちで作ってしまったなという反省があります。全部のガンダムを総括しようと考えていたからです。過去のガンダムの総決算であって脱ガンダムではない。次を見せるところに行ってなかった」
    富野「今回はNT論のようなお話にはしません。絶対にしません。(G-セルフの条件には関係)ありません。あれはもっとシンプルなことです。それはTVシリーズを見れば、やがて分かります」
    G-セルフのバックパック交換は脚本を全話アップ後にあきまんが提案したために脚本を修正した。本編にでるのは7つ中6つ。3つめは5話以降登場か。
    安田「G-セルフは最初めちゃめちゃ怒られた」「G-セルフは装甲自体がバッテリーなんじゃないか……という疑惑を持たれている」「ひざ側面のパーツは飛行するための部品」
    形部「以前一度だけ富野さんとお仕事をしたことがある」
    形部「非通知は二ヶ月くらい無視してたんですよ。ところが共通の知り合いから、形部が電話にでない、と富野さんが言ってると聞いて驚いて。今度はたまたまうちの奥さんが出たんですけど、驚いてそのまま切っちゃって……」
    はじめたい~のGは形部氏が最初に書いたガンダム
    モンテーロのジャベリンとビームワイヤーは富野案。当初はアイーダは赤いモンテーロに乗る予定だった
    G-アルケインの名付けは御禿。初期名はGアーレント
    G-アルケインにサーベルは3本。2本は肩部。頭部後方の羽根はバッテリーのラジエーター。グリモアにもある。G-セルフほど先進的ではない。
    山根氏にオファーが来たのはキンゲ直後
    ノレドの帽子と額はクンタラの証。他のキャラ分は外した。2話以降ネクタイを外す。



GA的漫画版第1话概要

・アニメ1話まで。
・アニメのアバン以前、デレンセンがG-セルフ捕捉から始まる。そこへカーヒルが横槍
・ベルリの筋トレシーンあり
・ベルリとルインの登校シーンあり。アニメでデレンセンに怒られていたのはシャンクの修理で遅刻したため
・ベルリがキャピタルガードを目指すのは、ウィルミットの助けになりたいから
・ベルリ機の役割はアニメのトリーティー機と同じ
・ラストの地の文「この日 ベルリ・ゼナムとアイーダ・スルガンは出会った しかしこれらはすべて レコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ」
「レコンギスタ」は作中の固有名詞であると。


・35周年本は通販予定
・記事でトワサンガからアメリアへの技術提供、ベルリとアイーダのNT疑惑を示唆




一話「謎のモビルスーツ」
総作監 吉田健一
演出 吉田健一、居村健治(ジブリの人)
脚本 富野由悠季
絵コンテ 斧谷稔

第二話「G-セルフ・起動!」
演出 森邦宏
脚本 富野由悠季
絵コンテ 斧谷稔

第三話「モンテーロの圧力」
演出 綿田慎也
キャラ作監 菱沼義仁
メカ作監 戸部敦夫
脚本 富野由悠季
絵コンテ 斧谷稔

企画 谷口廣次朗(追加)
メカデザ 中谷誠一(追加)
デザイン協力 奥村正志(追加。倉島亜由美の夫)

[ 本帖最后由 ガスト 于 2014-8-24 22:37 编辑 ]

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hanliang



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发表于 2014-8-24 18:42  资料  短消息  加为好友 
看不懂啊,能概括下吗?三十字以内?

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ガスト



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【速報】ルイン・リーはマスクの男!? 富野由悠季監督最新作「ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版」イベント上映 舞台挨拶レポート!
http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-2416.html

■【速報】ルイン・リーはマスクの男!? 富野由悠季監督最新作「ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版」イベント上映 舞台挨拶レポート!

□「ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版」イベント上映 舞台挨拶
▽日時:2014年8月24日(日) 10:00~の回/12:30~の回
▽場所:新宿ピカデリー
▽登壇者:
富野由悠季(総監督)
石井マーク(ベルリ・ゼナム役)
嶋村侑(アイーダ・スルガン役)
佐藤拓也(ルイン・リー役)

○10:00~の回(上映終了後に舞台挨拶)

司会:それではお待たせいたしました。大きな拍手でお迎えください。ベルリ役・石井マークさん、アイーダ役・嶋村侑さん、ルイン役・佐藤拓也さん、そして原作・脚本・総監督の富野由悠季監督です。どうぞ!

(観客の場内割れんばかりの大きな拍手の中、4人が登壇。4人が登壇してもなかなか拍手が鳴り止まない。4人は感激の面持ち。)

司会:いや~、今日は拍手長いですね!(笑) さて、まずは今日はお越しいただきました富野総監督より皆様へご挨拶をお願いいたします。

富野:活字媒体では告知した通りのことです。結果的に、僕のような年代が作るとこのようなアナクロな感じの画像作品になりました。ということで、いかがでしたでしょうか?

(観客、大きな拍手)

司会:ありがとうございます。では続きまして、キャストの皆様、簡単に自己紹介とご挨拶をお願いいたします。まずは石井さんからお願いいたします。

石井:はい。皆さん、おはようございます。ベルリ・ゼナムをやらせていただいております石井マークです。本日はご来場いただき、ありがとうございました。

(観客、大きな拍手)

嶋村:アイーダ役をやらせていただいています嶋村侑です。皆さん、今日はありがとうございます。よろしくお願いします。

(観客、大きな拍手)

佐藤:はい。ルイン・リー役の佐藤拓也です。ご来場ありがとうございます。よろしくお願いします。

司会:ではさっそく、これからいくつかお話を伺っていきたいと思いますが、まずは監督、あらためて15年ぶりで新作を皆様にお届けできたいまの気持ち、率直な感想などを聞かせていただいてよろしいですか?

富野:外交辞令的に言えば、ありがたいことだと思っています。現実問題としては「てめえら、ぶっ殺すぞ!」と言うくらい…。

(観客、爆笑)

今のアニメ制作状況というのが悪くなっているということを知りまして、愕然としています。10年現場にいなかったんですが、もう少し良い形で進化していると思ったら、そうではなかったということで、そういう不慣れな部分が画面的に出ているっていうので、本当に申し訳なく思っています。

司会:はい(笑)。「申し訳なく」とおっしゃいましたが、この作品、テーマ曲だったり、あと上映後だからお話できるんですけど、お手洗いのシーンだったり、かなりこだわりが今回ありましたよね?

富野:ええ。年をとると色々こだわることがあるんですよっていう、そういうサンプルです。

司会:はい(笑)。年を重ねるごとに、ですね。特にお気に入りというか、こだわった点はやはりお手洗いなんでしょうか? 色々ありますか? すいません、お手洗いの話ばっかりで。

富野:いや、一番あるのはお手洗いの問題です。ただこれは、30年来課題としてはずっと頭にあったんだけども、画にすること、つまり画像にすること、劇に組み込むことが本当にできなかったんですが、本当に60歳過ぎてから病院に通うようなことが多くなって、えらく深刻な問題だということがわかってくると、若い時に億劫がって手をつけなかったものに手をつけてみようと思うようになりました。

モビルスーツっていう宇宙で乗る乗り物に、迂闊に乗ってしまうと、地上だったら簡単に外に出られるんだけども、外に出られないだろ、ということになると、トイレの問題というのは最重要問題だっていうふうにして、本当に浮上することができたんで、真面目に取り上げてみたら、3本観て分かる通りのような扱い方になりました。

ああいうものがなければ、あんなもの乗ってられないよね、っていうことで、実を言うと、戦闘兵器としての性能論は関係ないんです。人間が乗り物に乗ったときに、ああいう施設がなかったら、とてもじゃないけども半日も乗ってられないっていう証拠になります。つまりこれ以後、ああいう施設のないSF的なメカっていうのは全部嘘だっていうことになります。

(観客、爆笑)

司会:(笑)。いや、妙にリアリティのあるお話でしたけど、「ガンダム」という作品に出演されて、キャストの皆さんはいかがでしたか? まずは石井さんから。

石井:いや~本当に…。まず、第一次オーディションのときに、監督にむけてビデオレターを宛てたんですけども、そのとき一番最初に思ったのが、オーディションを受けられただけでも、ものすごくうれしいなって思ってて、そのオーディション(の時点では作品に)関わるわけじゃないんですけど、その作品の台詞をオーディションの中で言うことができるから、それはものすごく嬉しくて。だけども、そうしたら、自分がまさかベルリをやらせていただけることになるとは思わなくて、本当にとても嬉しい気持ちと不安とかもあったんですけど、いまは精一杯やらせていただいております。

司会:はい。嶋村さんはヒロインを演じられていかがでしたでしょうか?

嶋村:私は「ガンダム」っていうことに関しては、あまり意識が実はなくって。こういう場をいただくことで、「ああ、ガンダムなんだな」って思うんですけども、やっぱり富野監督と一緒にお仕事をさせてもらうっていうことの緊張感とワクワク感と…そういうものをすごく感じています。

司会:はい。佐藤さんはいかがですか?

佐藤:そうですね。30数年、こんなにたくさんの方に支持していただいている「ガンダム」という作品に携わさせていただくという機会をこういった形で得られたことは非常に光栄ですし、またフィルム、アニメーションの中で表現、生きるお芝居をするという仕事に就いたからには、是が非でもやりたかったという一念で、いまこうしてこの場に立たせていただいていることが非常に…ただただ嬉しく、光栄に感じています。

司会:そして、役を演じられている皆さんなんですけども、アフレコ時だったり、収録時、何かエピソードだったり、富野さんからこんなアドバイスがあったなあというお話はありますか?

富野:僕の方からは、御三方に対してはまったく注文はありません。

(トボけた顔で言う富野総監督に対して、「嘘だあ!!(笑)」というリアクションする石井さん、嶋村さん、佐藤さん。それを見た観客からクスクス笑い)

司会:本当ですか?(笑)

(観客、爆笑)

富野:注文つけるような人は面倒臭いので選ばないことにしています。

(観客、爆笑)

司会:オーディションでも、決まる前から佐藤さんに決めてたっていうエピソードも昨日少し出ましたね(笑)。

富野:特に現場の仕事っていうのは、教育機関ではないわけです。ので、教育する時間がないとなると、結局ある意味嫌な言い方なんですけども、便利な人を選ばせていただくとか。あとスケジュールが(たくさん)入っている人を選ばないとか(笑)。

司会:ちょっと待ってください!(笑) もっと良い話をしてください!(笑)

(観客、爆笑)

石井:あの~もしかして僕ですかね、そのスケジュールの話って(笑)。

嶋村・佐藤:ちょっとちょっと!(笑)

(観客、大爆笑)

富野:いや~、他の人もいっぱい(笑)。そういう人を寄せ集めると20人くらいあっという間に集まってしまう(笑)

(富野総監督、あくまでジョークのていで)

司会:ちょっと待ってください!(笑)

(嶋村さん、佐藤さん、お腹を抱えて笑っている)

司会:エピソードですよ! エピソード!(笑)

佐藤:エピソードですよね?(笑)。

石井:エピソード!

嶋村:エピソード!

司会:監督からこんな熱いアドバイスがあったっていう話を昨日お伺いしたんですけども。そうしたお話は?

富野:した覚えはございません(とぼけた口調で)。

司会:ちょっ!(笑)

(なんとか脱線した話を戻そうと、笑いを噛み殺す司会者)

司会:キャストの皆さんはどうでしょう?

富野:勝手にどうぞ。要するにね、僕、覚えてないの(笑)。

(観客、爆笑)

石井:そうだったんですか(笑)。僕、一番最初に、緊張とかあって、もちろん僕の実力不足もあるんですけども、「腹から声出せ!」って言われて(笑)。

司会:どうでしょう、監督?

富野:覚えてません(笑)。

石井:いやいやいや!(笑)

(観客、爆笑)

司会:この作品を作られてから逆に元気になったイメージがあるんですけども、監督って。そういうことはないですか? この舞台挨拶で皆さんの前にようやく届けられて。

富野:それに関しては、こんな歳でも元気にさせてもらえるなっていう、こういう環境、こういう場をいただけたことは、そうなんですけど、この(キャスト)3人から元気をもらったっていう覚えはほとんどありません(笑)。

(石井さん、嶋村さん、佐藤さん、「おーーい!」とツッコミを入れるようなリアクション。観客、爆笑)

嶋村:私たちがもらってます!(可愛く拗ねる感じで)

佐藤:それはですね、逆にそこは「監督に負けてらんねえな!」というのが正直なところで!

石井:そうですね、はい!

(もうほとんどお笑いライブのようなノリに観客大盛り上がり)

司会:あはは!(笑) “元気のG”ですしね! さて、ここまで第3話までご覧いただいたんですけども、今後の展開というか、作品の続きに関してお伺いしたくって。そのあたりはどういうものを描いているんでしょう? 監督。

富野:最近になって気がついたことで、シナリオを全部書いておきながら、本人が全く気がついていなかったっていう話がありまして。なんだこれはロードピクチャーなんだっていうことです。この意味がわからない人は調べてください。こんなにまで行って帰ってくる話なのかっていうことで、自分でもびっくりしています。が、なぜそれに気がつかなかったのかというと、基本的なテーマがあって、地球から行って帰ってくるぞという話をやってみたら、行く先がものすごく遠かったんで、それだけで26本全部使ってしまったっていうことで驚いています。それで、ルイン役で佐藤君を紹介してますけども、実を言うとルイン役ではありません。

司会:あっ……(思わず固まる)。

(観客、大きくどよめく)

司会:えっと……。

佐藤:そ、そうなんですか?(困惑した様子でトボける)

(石井さん、嶋村さん、思わず吹き出す)

富野:「ガンダム」のワンパターンをパクりまして、マスクをしてます。

司会:ちょっと!(笑) それ言っちゃだめです!!(絶叫)

(石井さん、嶋村さん、佐藤さん、観客、大爆笑)

石井・嶋村・佐藤:あーーーーーっ!!

(観客、大爆笑そして大きな拍手)

司会:一生懸命言わないように展開してたんですけど!!

佐藤:なんのことだか、僕にはさっぱり……。初耳ですね(震え声)

司会:違いますよ! 違いますよね!

富野 こういう話はしちゃいけないだろうと関係者から言われてるんですけども、言っちゃいます。

(観客、大爆笑)

石井:小形(尚弘プロデューサー)さん、いま顔が「ああーっ!!」って。昨日(の舞台挨拶で)マスクの話をしてて、ずっと打ち合わせの段階から「佐藤さん、反応しないでくださいね、マスクって言うんで」って。

佐藤:(舞台挨拶のとき)あさっての方向を見てましたからね。「はあ…そうなんですか」って顔してね(笑)。

司会:ねえ!

富野:実は劇中の人物も、まさにいま言ったような環境なんです。知っているんだけれども、私は騙されていようね、っていうようなキャラクターが出てきたりする人間関係になっていますので、いままでのこの手の作品とちょっとキャラクターの匂いが違います。ということは、それこそベルリみたいなのとかアイーダみたいなの…だって、アイーダって初めから泣いているんですよ。「馬鹿でしょ?」っていう。

(嶋村さん、吹き出す)

富野:そういうキャラクターの作り方をしてみたのは、ほとんどアニメ界への年寄りからの嫌がらせです。

司会:監督はこの先の展開をお話されてましたけれども、第1話から第3話についてお伺いしたいのですけども、キャストの皆様は演じられていかがでした? こんなシーンが印象に残っているとか。あと、もしかしたら今後の展開にここってすごく重要だったのかもと演じられてて感じることってありましたか?

(石井さん、嶋村さん、佐藤さん、思わず顔を見合わせる。どこまで言っていいのかな?という表情)

石井:昨日の舞台挨拶から言っているんですけど、もう皆さん観終った後なので…第2話の、初めてベルリが人を殺してしまうというか、そういうシーンがあるんですけど、ああいう機械に乗っていくうえで、しかも戦っていくと、どうしても誰かを守るためにとか、何かをするために人を殺してしまうと思っていて。特にベルリなんて高校生だったのにいきなり戦争に出て、いきなり殺してしまう。どういう気持ちなんだろうなっていうのは、収録時はものすごく考えてて、例えば、殺したってことに自分は気づいているのか、気付づいていないのか。そのうえでアイーダに責められるシーンはどういう気持ちなのか。あのシーンはものすごくこだわったと思います。

松澤:監督、ずっと目をつぶってそっぽを向いていますけど(笑)、あそこは印象的でしたね。いま“マスク”って単語も出てきちゃったんですけど、佐藤さんはいかがでしょう?

佐藤:そうですね(笑)。“ロボットもの”というか、こういう戦闘シーンがある作品なんですけど、僕個人としては“日常の風景”だと思うんですね。何度も引き合いに出されてしまってあれなんですけども、トイレの話ですとか、学生が学生として生活しているというのか、その世界、街に生きている人たちの風景という、戦闘という非日常ではなくて、普通に“息をして、ものを食べて、寝ている”という、その風景をしっかり僕らが息をしてちゃんと生きられているかどうかっていうのが、僕自身はこの作品においてはすごく気にしているところではあります。

(黙って聞いていた富野総監督だが、満足そうに大きく頷く)

司会:そういった意味ではすごくリアリティある作品ですよね。

佐藤:生活感がこの作品はすごくよく表現というか、感じられるのかなと思ったりもするんですけども。

司会:一方で、嶋村さんはどうでしょう? 宇宙海賊って、異質な存在だと思うんですけども。

嶋村:ああ……海賊でしたね。

司会:そうでしたね、いまの段階では(笑)。

嶋村:わりと「姫様」と呼ばれてしまうので、そういえば海賊でもあったなといま思い出しました。すいません。

司会:演じていくうちに意識が変わっていきますよね。キャラクターに対しては。

嶋村:はい。アイーダは私の中でどんどんイメージが変わっていってる段階なので、たぶんこれからもしばらくはそうかもしれないなと思います。

司会:ちょっと監督にお伺いしたいんですけども、そういった感じで、変わっていくイメージで、作り上げていくイメージで、キャラクターは作られたんですか?

富野:そういう意味でも、ひとつの形にはめるということはしているようでしていませんね。いまここで皆さん方が話している要素を組み立てていってキャラクターがどういうふうに動いていくかな?っていうことに関して言うと、予定はありませんでした。それは実際にシナリオはあるんだけれども、コンテから演出する段階でも、キャラクターは結局変わっていきます。

そういう意味では佐藤くんがさっき言った通り、日常的な反応を作り込むようにしていって、この種のアニメなんだけど、その部分は見落としてもらっては困るな、こういうところが面白いんだよ、ということがわかるようにしたいと思ってるし、そういう作り方をしたいと思っているんですが、いかんせんいまの子供たちが持っている目線が、そういう目線があるんだろうか? もう、こういうタイトルを見た瞬間に見てくれない子の方が多いんじゃないのか?っていう懸念があります。ですから、そういう部分は「いや、ちょっと、そういうことじゃないんだよ」ってことで、日常感みたいなことはとても大事にして作っていますので、そういうことを皆さん方のお子たちに伝えていただけるとありがたいなと思っております。

司会:子供に向けて、っていうイメージが強いですよね。これから先といいますか、意気込みなどを最期に、キャストの皆様、一言づついただいてもよろしいですか? では石井さんから。

石井:こうして3話上映されたんですけど、まだまだこれから収録も続くので、きっとベルリも話が進むごとに成長していくと思うので、ベルリの成長と共に僕も皆様についていけるように成長したいなと思っております。これから「Gのレコンギスタ」、10月から始まりますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

(観客、大きな拍手)

司会:嶋村さん、お願いします。

嶋村:やはり、この作品をこうやって皆さんにお届けできる、こんな機会が自分にやってくるとは思わなかったので、すごく光栄に思っております。この恩を全部アイーダに返して、皆さんにお伝えできればいいなと思っています。よろしくお願いします!

(観客、大きな拍手)

司会:佐藤さん、お願いします。

佐藤:はい。26話という中のお話になるんですが、最後のその時まで、ベルリ石井君を中心にして精一杯、一生懸命生きていきたいと思いますので、皆さんのご声援よろしくお願いいたします。ありがとうございました!

(観客、大きな拍手)

司会:では最期に、思いの丈を…富野総監督、よろしくお願いします。

富野:この場を借りてチラリとお話した通りです。基本的にアニメというのは子供の手から離れてしまった。我々にもその責任があると思っています。ので、もう一度子供戻りをしたい、子供たちに還していきたい。一部の作品以外は子供に戻っていないという悔しさがありましたので、こういうようなところを突破口にして、まだまだこれからアニメでやることがあるんじゃないのかと思っていますので、そういうのを「Gのレコンギスタ」をベースにして考えていきます。そして何よりも、僕のような立場で言えば、後続部隊を育てたいと思っていますので、ご支援、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(富野総監督をキャップを脱いで深々とお辞儀をする。石井さん、嶋村さん、佐藤さんもそれに合わせて深々とお辞儀をする。観客、場内割れんばかりの大きな拍手)

司会:ありがとうございました。石井マークさん、嶋村侑さん、佐藤拓也さん、そして富野由悠季総監督でした。皆様、大きな拍手でお送りください!

(観客の場内割れんばかりの大きな拍手の中、4人退場)

○12:35~の回(上映開始前に舞台挨拶)

司会:ただいまより、本編の上映に先立ちまして、監督、キャストによる舞台挨拶を行いたいと思います。さあ、それではお待たせいたしました。皆様、大きな拍手でお迎えください! ベルリ役・石井マークさん、アイーダ役・嶋村侑さん、ルイン役・佐藤拓也さん、そして原作・脚本・総監督の富野由悠季監督です。どうぞ!

(観客の場内割れんばかりの大きな拍手の中、4人が登壇)

司会:はい。まずは富野総監督より本日お越しいただいた皆様へご挨拶をお願いいたします。

富野:今日はご来場いただきまして、ありがとうございます。既に一部でお伝えされている通りです。ガンダムを使って“脱ガンダム”をしながら、なおかつ大人向けになってしまったアニメを子供向けに戻させたい(実際は「子供戻りさせたい」と言ってますが意訳しました)、と考えたのがこの企画です。いま言ったような主旨(の通りに)に(作品が)出来上がっているかどうかは本当にわかりません。ご覧いただいたうえで、皆様方のご理解をいただきたいと同時に、次の世代の子たちに「こういう作品があるんだよ」とご紹介いただけたら、ありがたく思います。本当に今日はご来場いただき、ありがとうございます。

(観客、大きな拍手)

司会:続きましてキャストの皆様、ご挨拶をお願いいたします。まずは石井さんからお願いいたします。

石井:皆さん、おはようございます! 本日はご来場いただき、まことにありがとうございます。ベルリ・ゼナムをやらせていただいております石井マークです。よろしくお願いします。

(観客、大きな拍手)

司会:嶋村さん、お願いいたします。

嶋村:皆様、ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。アイーダ役をやらせていただいております嶋村侑です。よろしくお願いします。

(観客、大きな拍手)

司会:佐藤さん、お願いいたします。

佐藤:はい。皆様、ご来場いただき、ありがとうございます。ルイン・リー役の佐藤拓也です。よろしくお願いします。

(観客、大きな拍手)

司会:昨日、初日を終えまして、いろいろな方に観ていただいたと思うんですけど、あらためていまのお気持ちをキャストの皆様からお聞きしてもよろしいでしょうか? まずは石井さん。

石井:はい。本当に昨日から思っていることなんですが、たくさんの方がこうして観に来てくださるのがとてもすごいことだなと思っていて、そういうことを感じながら、これからどうやってベルリ役を頑張っていかなきゃいけないのかな、とすごく考えさせられました。

司会:はい。嶋村さんはどうでしょう?

嶋村:私も石井さんと同じような気持ちでいます。昨日、今日と、この作品に対する期待の大きさをすごく感じる2日間なので、頑張ろうという気持ちです!

司会:はい(笑)。佐藤さんはどうでしょう?

佐藤:そうですね。やはり富野監督の十数年ぶりのTVシリーズということで、今日ご来場いただいた皆さんだけではなく、たくさんの皆さんの期待というものを感じていますし、その期待に応えられるように頑張らなくちゃいけないな、とあらためて感じている今日です。

司会:はい、いま十数年ぶりの作品とおっしゃられましたが、監督はどうでしょう?
あらためて新作を皆様にお届けできた気持ち、そして今回は舞台が新しい時代になりましたが、そのあたりの構想などお伺いしてもよろしいですか?

富野:基本的にこのように制作ができたということに関して言えば、今までのファンの方がいらしてくれたからできたわけです。そういう意味では本当にありがたいと思います。と同時に、35年間ガンダムの歴史の中で、アニメというものがだんだん大人のものになってきてしまった、ということは、自分が孫を持つようになって、こういう状態が本当にいいんだろうか? ということを考えるようになりました。それは60歳という年齢を迎えたときです。で、それ以後、こういう作り方があるんではないかという、こういうようなもの(企画)を考えてまして、ようやくこういう形にすることが出来ました。

ただ、そういうときに、自分ひとりの考えでは絶対に新しいものは作れないということにも実感しておりましたので、例えば宇宙エレベーターというものは僕にとっては絶対に許すことができない存在なんですが、そういうものを触ることによって教えてもらえることがあるのではないか? と思いました。事実、宇宙エレベーターを開発している方々とお話しさせていただいたりして、(企画の)ヒントになりました。今回の「Gのレコンギスタ」の舞台で宇宙エレベーターを使うことができたし、そこから生まれる世界観というもので、なおかつ、カンダムワールド的な進化をさせるのではない作り方があるのではないか? ということをもうひとつ宿題として設定しました。

そういうものを僕の場合はこういう形でまとめますよ、新しい世代にはこのようなアニメもあるんだよ、と知らしめたいと思いました。なので、こういう作り方にしたということです。問題なのは、これが正しいかどうかということは、なまじキャリアがあるぶん間違いも犯しているだろうと思っています。それを修正するためには皆さん方の意見を聞かせていただきたいし、そしてなによりも10歳から17、8歳の子供たちの世代がどのように観てくれるのか。逆にこういうものがあるんだよって知らしめることによって次の突破口を開いていきたい、10年後にはまた新しいものを作っていきたいというぐらいの気持ちを持っていないと、ものを作る資格はないんじゃないかという自覚がありまして、「Gのレコンギスタ」を作らせていただいております。

現に、今日までかなりドタバタとしたスタジオワークですが、ともかくこういう形にすることができたという意味では、まだまだ東京のアニメーションの制作事情は決してどん底まで落ちていないということも確認しました。ので、次の10年、20年も作っていけるという気もあります。問題なのはそのときに僕はいないということです(笑)。

司会:いやいや! まだいると思いますが!(笑)

富野:90過ぎまで仕事をさせるな!(笑)

(観客、爆笑)

司会:(笑)。監督、今回特に作詞を手掛けていらっしゃいますが…。

富野:職権乱用でやらせていただいておりますが、それだけのことです(笑)。そういう意味ではキャリアはありがたいなと思ってまして、いま言った年齢(90歳)までの年金が欲しいので、ぜひそのあたりご協力いただきたい(笑)。

(観客、爆笑)

司会:照れ屋なんですね、監督(笑)。さて、上映前になりますが、作品に関してキャストの方に伺いたいのですが、これから観る方に注目してほしいところや、ここ頑張ったなというところがありましたら、お願いします。では石井さんから。

石井:はい。僕は今回こうしてレギュラーでアニメをやることが初めてなので、それだけの気持ちと気合を入れて第1話に臨んだので、やっぱり第1話の出だし、ベルリが出てくるんですけど、そこからどうやってベルリはこういう人だよということを伝えられるかと思ってやったところなので。あとはやっぱり第2話の後半にあるシーンがあるんですけど……(ネタバレに注意して口ごもる)そこですね、はい。

司会:うふふ(笑)。そこは嶋村さんも…。

嶋村:私も…はい。あるシーンですね。オーディションのときに読ませていただいて、それからずっと自分の中であーでもないこーでもないと溜めてきたものを吐き出せたシーンなので、あの…ぜひ。流れの中で観ていただいて、何か感じていただけたらと思います。

司会:佐藤さんはいかがでしょう?

佐藤:そうですね。見どころという意味ではもう石井さんと嶋村さんが言ってくれたので。僕、今回皆さんがこれからご覧になるフィルムを観させていただいたときに、僕らが子供の頃観ていたアニメってこうだったよなと感じるところがあって、夕方5、6時に学校が終わって走って帰って観たアニメってこんな感じだったのかなあって、どこか懐かしさを感じることもあったんですね。それでいま、もしかしたら夕方にアニメをやっていたことなんて知らない若い人たちにも、こういう賑やかなアニメがあるんだ、愉快なアニメがあるんだというふうに感じていただければ、関わらせていただいている者としては嬉しく思います。

司会:はい。やはり子供に向けてという気持ちが強いですよね、監督?

富野:もちろん、そうですし、実際こういう形で作ることをさせてもらって本当に思っていることは、アナクロ的な稚拙かもしれないんだけど、実を言うと子供目線でわかってもらえるように作るということはどういうことなのかということをあらためて感じさせられています。つまり自分の思考回路、好みだけでは絶対に作らせてもらえないんだと。その面倒臭さがあるおかげで自分自身が子供目線に降りたとは言いませんが、降りられるとも思っていませんが、少なくとも作り慣れた手業(てわざ)を見せることではなくて、自分自身ももう一度元気にさせてもらえる、そのためには子供たちを見る、お爺ちゃんの立場で言えば孫の顔を見る、ということはこういうことなんだという配慮をすることをあらためて思い知らされた。

で、実を言うとそれは相手に対しての配慮ではないんです。そういう配慮する心を持てるようになってきたときに、自分自身もひょっとしたらあと1年、あと2年長生きができるかもしれない、そういう力をもらえる。ということは、作品を作るということは自分の好みだけで作るのではなくて、それぞれの世代の立ち位置というものを意識して、年寄りが伝えられるものがあるのではないか? それを伝えるためには孫たち、そして次の孫たちの顔を思い浮かべるということはとても大事なことではないかということをあらためて教えられました。

そういうふうに感じてきますと、実を言うといまの大人たちというのは、てめえの自分の世代のことしか考えていない、てめえの死ぬまでことしか考えていない。だから100年先に対してこうも無責任な発言が平気でできる大人たちの社会になってしまったとつくづく感じるので、そういう大人たちに対して「たまにはこういうものも観てみたら?」というふうな逆説的な意味で大人に向けて、とても(耳が)痛い作品になっているかもしれないということを最近あらためて感じるようになりました(笑)。

司会:うふふ(笑)。はい。とても“愛”みたいなものが伝わってくるんですけども、キャストの皆さんと富野監督、同じ現場で収録をされていて、こういった熱いアドバイスであったりとか、エピソードってございますか? 作り上げていくうえで大変なこともたくさんあったと思いますが。

石井:まあ…第1話から僕は…いろいろと(笑)。

司会:いろいろと(笑)。(石井さんと富野総監督を交互に見ながら)大丈夫ですよ、遠慮なく(笑)。

(観客、爆笑)

石井:初めてやらせていただくので、本当にどうしたらいいのかわからなくて、少し臆してた部分があって。それで声が出なくて…。そしたら監督から「腹から声を出せ!」って言われて、ヒィ~!って(笑)。だけど、技術面や経験に関してはどうあがいても、これからだし、頑張らないといけないところだけど、立ち向かうことはできるかなと思って、そういうことがあったとしても負けることなく体当たりで富野監督についていけたらなと思って収録させていただいております。

司会:実際、体当たりされました? 富野監督?(笑)

富野:僕に聞いてるの?

司会:はい。

富野:現場のことは一切覚えておりません(笑)。

(観客、爆笑)

司会:いつも真っ白な気持ちで望んでいるということで。

富野:そういう言い方がありますね(笑)。

司会:嶋村さんはいかがですか? ヒロインを演じられて。

嶋村:富野さんは終わってからヒントというか、アドバイスというか、道っていうものをそっと示してくださいます。

司会:「そっと」と言うと…。

嶋村:それこそ、言葉じゃなくて、トン……(背中を優しく押すジェスチャー)という感じで。

司会:はい。佐藤さんはどうでしょう? もともとガンダムファンで…。

佐藤:はい。子供の頃から拝見しておりますけれど、収録現場、スタジオの様子としては、キャスト陣は比較的若いんですね、平均年齢が。若いんですけど、若いのに小さくまとまってしまうというのが、僕たち世代なのかなあと感じてしまうんですが、だからこそ、現場でも監督はとてもエネルギッシュな方なので、そこに「負けちゃいられねえな!」というのが正直なところだと思います。

司会:うふふ(笑)。エネルギッシュな感じは伝わってきますけれども(笑)。これからご覧いただくのは第1話から第3話までなんですけど、第4話以降…今後の展開について意気込みを伺ってもよろしいですか? まずは監督はから。あまりネタバレはせずに…(笑)。

富野:はい。基本的なことを言いますと、自分自身は26話分シナリオを書いておきながら、この作品がどういう作品かと気がついたのは、スタジオワークに入って3ヵ月前ぐらい前にようやく気がついて、なんだこれはロードピクチャーだったんだと。つまりどういうことかというと、旅立ちの出発があって目的地があって、なおかつ目的地から帰ってくる、行って帰ってくることをものすごいスピードでやってる話だったと構造がわかってびっくりしています。

物語を作っているうえでは、実を言うとそういう意識はまったくなくて、ベルリとアイーダの物語という単純なところに収めていくところと、宇宙世紀以後の収拾をどうやってつけていくかという、ある意味で設定話に陥っている部分がすごくありました。そういう景色だけ作ることに一生懸命になっていたシナリオの時代があって、実際はベルリとアイーダが動き始めたときに、いま言ったような視点を手に入れることができて、映画として一番原理的な方法をとっているんだということがわかりました。

で、わかったことが実は地獄の始まりで、こんなにまでキャラクターが出てきて、こんなにまでやられメカが出てきて、こんなにまでガンダム系のモビルスーツが出てきて、ふざけんじゃねえよ!っていう状況に陥って、そこにもってきてスタッフの数が足らなくて、いまパンク寸前だ!ってとこにきてるんですけど、そりゃあそうだろうというぐらい、ある意味ひどい作り方になりつつあります…が、頑張るぞ!(笑)

(観客、爆笑そして大きな拍手)

司会:はい(笑)。頑張りましょう(笑)。ではここでマスコミの皆様へ向けてのフォトセッションをお願いしたいと思います。それではマスコミの皆様はご準備のほうをお願いいたします。

(フォトセッション。BGMは「Gの閃光」)

司会:このテーマ曲(「Gの閃光」)いいですね。

石井:いいですよね。

佐藤:耳に残りますよね。

嶋村:ずっと二人(石井さんと佐藤さん)で歌ってましたよね(笑)。

佐藤:移動中ずっと口ずさんでました。

石井:Gのレコンギスタ~♪

司会:うふふ(笑)。そろそろ残念でありますが、舞台挨拶終了のお時間近づいてまいりましたので、皆様から最期に一言ずついただきたいと思います。では佐藤さんからお願いします。

佐藤:すごく元気の詰まった賑やかな作品です。最期まで楽しんでください。ありがとうございました。

(観客、大きな拍手)

司会:では嶋村さん、お願いします。

嶋村:この大きなスクリーンと大きなスピーカーで「Gのレコンギスタ」を楽しんでください。ありがとうございました。

(観客、大きな拍手)

司会:石井さん、お願いします。

石井:登場人物ひとりひとりがとても面白いキャラクターなので、そういうところも注目してもらって、あと日常的な風景とかもたくさんあるのでそういうところも見つけてもらって、最期まで楽しんでいただければ嬉しいなと思います。ありがとうございます。

(観客、大きな拍手)

司会:では監督、お願いします。

富野:年寄り仕事にはしていないつもりですが、本人がそう思っているだけかもしれません。そういう問題も見つけましたらお教えいただきたい。そのことが次の活力になると思っています。ともかく、とりあえず3話分まとめて上映させていただきますので、ご覧いただきたいと思います。今日は本当にご来場いただきましてありがとうございます。

(富野総監督、キャップを脱いで深々とお辞儀をする。石井さん、嶋村さん、佐藤さんもそれに合わせ深々とお辞儀をする。観客、場内割れんばかりの大きな拍手)

司会:石井マークさん、嶋村侑さん、佐藤拓也さん、そして富野由悠季総監督でした。皆様、大きな拍手でお送りください!

(観客の場内割れんばかりの大きな拍手の中、4人退場)



新宿场见面会超详细版








太田多门老师的倒计时图



劇場BDによく見たら、トワサンガのイメージ図が出てたな
ああいうコロニーは確かに今まで見てなかったかも
海のコロニーと聞いてたから、もっと神秘的なコロニーかと思い込んでたわw


あと特典映像のPVは公式にあるものだけど、解像度が高い分、リフレクターパックの説明が読みやすくなってたな

3番目のバックパックはリフレクターパックです
Gセルフの身体は光を制御できるのでレーザーなどは
光ですから乱射させたり、または逆に吸収してフォトンバッテリーに
○○(蓄積?)できますが、
ビームライフル等のメガ粒子にかんしてはその限りではありません
そこでリフレクターパックはそのメガ粒子を光子に変換して
Gセルフに吸収させるために開発されました
リフレクターパックもまたこれ専用のガンダムがありましたが
現在は○○(破壊?)されて存在しません

[ 本帖最后由 ガスト 于 2014-8-24 23:26 编辑 ]

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ガスト



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BD/DVD全9卷本日amazon上架

CAST更新
ベルリ・ゼナム:石井マーク/アイーダ・スルガン:嶋村 侑/ノレド・ナグ:寿 美菜子/ルイン・リー:佐藤拓也/マニィ・アンバサダ:高垣彩陽
ラライヤ・マンディ:福井裕佳梨/クリム・ニック:逢坂良太/デレンセン・サマター:小山剛志/カーヒル・セイント:森川智之/ゲル・トリメデストス・ナグ:藤 真秀
ウィルミット・ゼナム:田中敦子/クンパ・ルシータ:広瀬彰勇/ドニエル・トス:辻 親八/ケルベス・ヨー:須田祐介/ベッカー・シャダム:姫野惠二

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